自称軍オタ、明晰夢?を見る。
前作を読んでくれていた極小数の人に対してはごめんなさい。前作は途中で放り投げてしまいましたが今回は、頑張りたいと思います。
ある日、目覚めるとそこには青空が広がっていた。
辺りを見渡そうと思い体を動かそうするが、中々上手く動かない。オマケに頭は重く視野がいつもよりかなり狭い。
これでは、まるで赤ちゃんのようではないか!
しかし、いきなり赤ちゃんになるなんていうことは現実ではまずありえない。とすれば、きっと夢だろう。
まあしかし、かなりリアルに感じる。
コレが俗に言う明晰夢と言うものなのだろうか。
以前たまたまWikipadieで調べたときに、それが夢であると自覚出来、ある程度操作出来る。なんて書いてあった気がするからそうかもしれない。
もしそうだとするなら、色々試してみるのも良いかもしれない。
取り敢えず声を出そうとする。
「………………………………………………」
どうやら喋ることは出来ないようだ。
これでは目が覚めるまでつまらないので、赤ちゃんということで産声のような声を出そうとする。
すると、言葉に表せないまさに産声らしい声が出てきた。
少し楽しくなってきて、何回か産声をあげてみる。
何と頑張ってまた辺りを見渡そうとすると、まわりに数匹の狼に囲まれていた。
あまりにもリアル過ぎて、日本に野生の狼なんて居たっけ?なんて事は考えずに夢である事を忘れるくらい、恐怖故によるものなのか、心無しか鼓動が速くなっていく気がした。
そして僕は思い出した。
確かWikipadieによれば、あまり過度な興奮状態が続くと目が覚めてしまうらしい。
だから、きっと狼に食われるか、このまま興奮状態が続くかしてこの夢から目覚められるのでは無いかと。
そして僕は少し狼に恐れつつそのときを待った。
◇
次の瞬間、何かが狼の前に現れたと思ったらそこから光のようなものが出て、あっという間に全ての狼が倒されてしまった。