神からのお告げ
家に帰ってみたがさてはて何をしようか、テレビを付けてみようか。
「次は町のニュースです。街を出ようとして死んだ人が現れました。名前は......」
名前を聞く前にテレビを消してしまった。
やばい、あの少年なのではないか?なんで行ってしまったんだ!?とりあえず現場を見に行こう。
すぐにしたくをして、家をでた。
着いたが、人だかりがあり、見えなかった。
「よう、桜。やっぱりお前も来たのか。」
その声は藤崎だった。良かったと言っていいのか分からないが、藤崎には良かったと言った。
「心配して来てくれたのか、へへっなんか照れるな。」
そう言いながら顔が真っ赤になっていた。なるほど、これが照れるなんだな。
「とりあえず、この現場の状況を教えてくれ。」
「あ、ああ見つけた人はじつは俺、なんだ。最初は止めたんだよ。やめろって、死ぬだけだって。それなのに、あいつは行っちまったんだ。俺がちゃんと止めていたら、くそっ。」
と次は泣きながら話していた。これが悔しいという感情か。
「大丈夫だ。通のせいじゃない、だってお前はちゃんと止めたじゃないか。それでもあの人は入ってしまった。つまりあの人の責任だ。だから通は悪くない。」
「ありがとう。慰めてくれるんだね。本当はちょっと君を怖がっていたんだ。周りの噂のせいだね。だけど、俺はもう怖がんない!!君は素敵な人だって分かったから。」
やっぱり怖がっていたんだな。噂はそんなに人を変えるものなのか?