土下座をしている人間
その少年は息を荒げ、土下座をしていた。
「たのむ、ここから出させてくれ!お返しは何でもするから!」
そんなことを言ってきた。
どうしようか、彼を助けて私に利息になることはあるのだろうか......
いろいろ考え、3分もたった頃だろう。私は判断を下した。
「分かった。やってやるが、一つ条件があるその条件がある。それを飲むならばやってやろう。」
「分かった。何でもやってやる!だから早く出してくれ!」
「よく言った。ならば私の彼氏になってくれ。」
「は?どうゆうことだかよく分からないんだが。」
彼はびっくりしすぎて唖然としていた。しかし、私は話し続けた。
「私は恋とか愛というものを知らない。親にも恐れられ、愛情というものも捧げられてない。だから、この条件にもしいいって言ってくれたら、愛というものがわかるのではないか?」
「なるほど、そうゆう事か。うーんどうしよ。」
少年は困っている顔をしていた。さっきは何でもする。と言っていたはずなのに全くの矛盾ではないか。
「分かった。お前の彼氏になってやる。だから早く!!」
適当な回答をされたが、一応は約束を作れた。
見るかぎり、この少年は嘘をつかないし、約束を破るということがないだろう。
「待て待て、せかすな。とりあえず自己紹介をしてそこからだろ。」
「そ、そうだな。俺の名前は通、藤崎 通だ。とりあえずはよろしくな。」