平穏
20XX年
4月13日
13:45
神埼「はぁ。まじだりぃわ。」
神埼は学校の屋上にある
ベンチの上で横になっていた。
屋上にはとても涼しい風がふく。
神埼はその風を浴びながらの昼寝が日課になっていた。
屋上には神埼以外は誰もいない。
それもそのはずだ。
もう午後の授業は始まっているのだから・・・
ガチャッ
突如屋上の扉が開いた。
そして少し茶色い髪でツインテールの女の子がやって来た。
神埼は扉とは反対側を振り向き体を丸くした。
姫路「駆!やっぱここにいたんだね!ほら授業行くよ! 」
姫路は神埼に歩み寄っていった。
神埼「後ちょっとだけ頼むよ。」
神埼はさらに体を丸めた。
姫路「だぁめ!毎回駆を呼びに行かされるうちの気持ちにもなってよ!」
神埼「嘘言え。伊草が言ってたぞ。お前は毎回自分から俺を呼びに行くと言って呼びに行くんのだ!っ
て。」
姫路「伊草の奴~余計なことを~」
姫路は小声で呟いた。
姫路「そっそんなことはどうでもいいの!とにかく行くよ駆!」
姫路はおもいっきり横になっている神埼を
両手で揺らした。
神埼「あぁ!わかったわかった。行けばいいんだろ。行けば・・・」
姫路「うん!」
姫路は満面の笑みで神埼を見る。
神埼はしぶしぶながらベンチから立ち上がった。
そして大きなため息をついた。
神埼「どうしてお前はそんなにお節介なんだ?」
姫路「えっ?」
神埼「俺のことなんてほおっておけばいいのに。」
姫路「だってその・・・」
言葉につまる姫路。
神埼「まぁなんだっていいけどな。」
姫路「なんだっていいってなによ!!」
神埼「とりあえず教室に戻ろうぜ。」
姫路「あっうん。そうだね・・・」
二人は屋上をあとにした・・・
13:55
学校3F廊下
神埼「あぁ授業だりー。どうせ教室戻っても寝るだけなんだから意味ねーよ。」
姫路「そんなこと言わないの!そんなんじゃ今年は留年しちゃうよ!?」
神埼「大丈夫だって。テスト前になったらまたお前に勉強教えてもらうから。」
姫路「任せて!私教えるの上手だから!」
神埼「はいはい。」
姫路「なにその態度!?まったく。いつから駆はこんなふうになっちゃったんだろ・・・昔はあんなに頼もしかったのに。」
神埼「こんなふうってなんだよ?てか昔はって、お前と初めて会ったの高校の入学式だろ!」
姫路「細かいことはいいの。」
そして
二人はとうとう教室の前にたどり着いた。
扉は閉まっている。
教室の中からは先生の話し声が聞こえる。
それもそのはずだ
授業中なんだから・・・
姫路「まずは謝るんだよ。いい?」
神埼「はいはい。」
神埼は教室の扉を開けた。
開けた扉は教室の後ろの扉だ。
神埼「すみませーん。寝てましたー。」
神埼は自分の席に
先生「お前またか!?俺以外の人の授業でもそうなのか?」
神埼「そーでもないですよ。」
姫路「先生今戻りました。」
先生「あぁご苦労姫路。よし授業を再開するぞ!えぇこの公式は・・・」
そして神埼は自分の席についた。
神埼の席は一番外側の後ろから2番目の席だ。
神埼は自分の席の椅子に腰をおろした。
神埼の席の前には机はあるが誰も座っていない。
なぜなら・・・
姫路「もお。なんでうちより早く座ってるのさ!?」
姫路の席だからである。
神埼「気にすんなよ。どうせお互い座るんだからさ。」
姫路「まぁそーだけどさぁ・・・」
姫路は自分の席につき、
ノートと教科書を開いた。
神埼「こいつ授業は真面目なんだよな・・・」
神埼は小声で呟いた。
その声は姫路には届いていない。
伊草「まっ、姫路は優等生だからな。」
神埼の後ろの席の伊草が呟いた。
神埼と伊草は幼稚園のときからのなか。
いわゆる幼なじみだ。
神埼「優等生ねぇ・・・」
なんであんな優等生が
俺なんかにお節介やくんだ?
と神埼は思ったが言葉にはしなかった。
伊草「てかお前姫路といい感じなん?」
神埼「はっ!?」
伊草の突然の質問に驚く神埼。
伊草「絶対姫路お前のこと好きだろ。あいついつもお前のこと気にかけてるし。」
神埼「ただのお節介なだけだろ。」
伊草「じゃぁなんであいつ・・・」
先生「こらそこ!私語はつつしみなさい!」
伊草「すみませーん。」
伊草は黒板の文字を写しだした。
神埼「はぁ・・・」
授業つまんねーなー。
神埼は窓の外を見た。
外ではどこかのクラスが体育の授業で
サッカーをやっていた。
よく飯食ったあとなのに
あんなにはしゃげるよな・・・
神埼は思った。
すると
神埼「んっ?」
神埼はスーツを着た男の人が校門から
校庭に入って来るのが見えた。
遠目からでよく見えないが
30代後半ぐらいか!?
もしかして不審者?
神埼はその男の人をずっと見ていた。
その男はフラフラしながら
体育をやっている人達に近寄っていく。
その男の存在に気がついた体育教師が
その男の人に近づいていく。
そして体育教師はその男の人の前にまでたどり着いた。
体育教師はその男の人に何か話しかけているみたいだ。
体育をやっている生徒はみんな
サッカーをやめてその男の人を見ている。
すると突然その男は
体育教師の首筋に噛みついた。
神埼「えっ!」
伊草「どうした神埼!?」
神埼「外見てみろよ。」
伊草「外!?」
伊草は窓から校庭を見た。
伊草は体育教師が生徒に噛みついている姿を見てしまった。
伊草「なっ何があったんだ?」
神埼「校内に変な男が来てその男が桜井に噛みついたんだ。そして今度は桜井が生徒に噛みついた・・・」
桜井とは体育教師のこと。
伊草「どうして!?」
神埼「俺が知るかよ!!」
先生「こらぁそこ!何度も言わせるな!私語はやめろ!」
神埼「でっでも!」
先生「でもなんだ!?」
伊草「外が・・・」
すると
ガラッ
放送「たっただいま校内で暴力事件が発生しました!生徒の皆さんは先生の指示に従って避難してください!」
とゆう放送がながれた。
その瞬間、教室には沈黙がはしった。
そして数秒後
先生「ぼっ暴力事件!!あっあぁ!!」
先生が走って教室を出ていってしまった。
神埼「おっおい!」
そしてまた数秒後
ひとりの女の子が立ち上がり
女の子「きゃー!」
その瞬間クラスじゅうが大パニックになる。
生徒A「にっ逃げるぞ!!」
生徒B「あーーー!」
どんどん教室から生徒が逃げていく。
伊草「おい!待てよ!パニックになるなよ!!」
伊草のそんな声も無視し
どんどん教室から逃げていく生徒たち。
そしてクラスのなかには3人しかいなくなった。
一人は伊草。
伊草の前の席の神埼。
そして姫路。
姫路「みんな行っちゃったね・・・」
神埼「外がヤバイんだから学校の中のほうが安全なのに・・・今は・・・」
姫路「今は!?」
神埼「外見てみろよ。」
姫路「んっ?」
姫路は窓から外を見た。
姫路の目に写ったのは
生徒が生徒に襲いかかり噛みついている光景だった。
姫路「えっ!?」
両手を口に当てた。
現状が理解できていない様子だった。
姫路「これじゃまるで・・・」
神埼「あぁたぶん・・・奴らはゾンビだ。」
伊草「本気で言ってるのか神埼!?」
神埼「それ以外考えられないだろ!奴らに噛まれた人間が他の人間に襲いかかり噛みついていた。その繰り返しだ・・・」
姫路「そんな・・・じゃぁ早く家に連絡しないと。」
姫路は自分のバックから携帯を取り出した。
そして携帯を自分の耳に当てた。
家に電話しているんだろう・・・
だが
姫路「嘘!?」
伊草「どおした姫路?」
姫路「電話がつながらないの・・・」
伊草「まじか・・・じゃぁこれからどうする!?神埼」
神埼「なんで俺に聞くんだよ!?」
伊草「いやなんとなく・・・」
神埼「なんだそりゃぁ!?まぁ今外に行くのは危険だしな。かといってずっとここにいても・・・」
伊草「だよな・・・」
姫路「お父さんとお母さんがた心配だよー」
今にも泣き出しそうな声だった。
神埼「・・・」
伊草「よし。俺と神埼は両親いないから、無事に学校を出たら姫路の家に行って両親の安否を確認しよう。いいだろ?神埼。」
神埼「えっいきなり?まぁいいけど。」
すると
ブォオオオオ
伊草「なんだ?」
伊草は窓から外を
すると巨大なヘリコプターが見えた。
そのヘリコプターはこの学校へ向かってきていた。
そのヘリコプターはこの学校の屋上の真上で止まった。
そしてゆっくりと降りてきていた。
伊草「おい!ヘリコプターが屋上に降りてくるぞ!」
姫路「救助にきたんだよ!きっと!」
伊草「よし!とりあえず屋上に行ってみよう!」
神埼「お前はいつも行動が早いよな。」
伊草「グチグチしてても仕方ないだろ!?」
神埼「まぁそうだけど・・・」
伊草「よし行こうか。」
姫路「うん。」
3人は教室をあとにした。
14:20
学校3F廊下
伊草「誰もいないみたいだな。」
神埼「あぁ。」
神埼達は階段を目指して歩き出した。
姫路「お父さんとお母さん本当に大丈夫かなぁ!?」
姫路の焦りの声。
伊草「きっと大丈夫さ!今はそう信じるしかないだろ?」
姫路「うっうん・・・」
神埼「・・・」
姫路「駆はなにも言ってくれないんだね。」
神埼「人の心配してる余裕なんてねーよ。」
神埼はそっけなく言った。
姫路「ばぁか・・・」
姫路はボソッと言った。
神埼「んっ!?」
姫路が何を言ったかまではわからない神埼。
伊草「バカだなお前。」
神埼「はっ!?」
伊草「本当に馬鹿だよお前は。昔は・・・」
神埼「昔ってなんだよ。今も昔も俺であることに変わりはないだろ!」
伊草「・・・」
神埼は舌打ちをし
神埼「なんなんだよ。」
と呟いた。
そして3人は階段にたどり着いた。
すると一人の男の子がいた。
その男の子はずっと立ったまま動かない。
伊草「あんたも屋上に行くのか?」
男の子からの返事はない。
伊草「こんな事態になって頭がおかしくなっちまったのか!?まぁしたかないと思うけど。とりあえずここにいたら危険だ。」
伊草は男の子に歩み寄っていく。
神埼「まっ待て!伊草!」
伊草「んっ!?」
伊草は立ち止まり神埼の方を振り返った。
神埼「どうも様子がおかしい・・・」
伊草「そりゃ頭がおかしく・・・」
男の子「ウオオオオ!」
伊草「なっ!」
伊草は男の子から離れた。
男の子は両手をのばし伊草にゆっくりと近寄っていく。
神埼「やっぱりな。こいつはゾンビだ。」
姫路「そんな・・・」
伊草「いやいやヤバイだろこれ。噛まれたら終わりだぞ!?」
神埼「!!」
神埼は廊下の角にある掃除道具入れに駆け寄った。
そしてその中からモップを取り出した。
神埼「これ使え伊草!」
神埼は伊草にむかってモップを投げた。
伊草「おお!サンキュー!」
伊草はモップをキャッチした。
そして
伊草「うおぉ!」
バコッ
伊草はモップをおもいっきり振り回し、
ゾンビの胸部に命中なせた。
ゾンビは数メートルぶっ飛んだ。
そしてピクリとも動かなくなった。
伊草「やったのか!?」
姫路「カッコいい伊草!」
神埼「・・・」
たしか映画のゾンビは頭を破壊しなきゃ・・・
やっぱ映画とは違うのか!?
すると
バタバタ
バタバタ
伊草「んっ!?」
突如階段から迷彩服を着た人が3人降りてきた。
神埼「自衛隊だ。」
自衛隊の人達の手にはアサルトライフルが握られていた。
自衛隊A「大丈夫か君たち!?」
伊草「はい。なんとか・・・」
自衛隊Aは廊下に倒れているゾンビを見ながら
自衛隊A「どこか噛まれたりしたか?」
伊草「あぁ大丈夫です。どこも噛まれてません!」
自衛隊A「そうかい。じゃぁ屋上に行きなさい。そこにヘリがとめてある。」
伊草「あっはい。」
自衛隊A「よし!我々は他に生き残りがいないか探すぞ。」
自衛隊B「はい!」
自衛隊C「はい!」
すると
姫路「ちょっと駆・・・」
姫路は神埼の制服を引っ張った。
神埼「なんだよ?」
姫路「今動いた・・・」
神埼「動いた?何が?」
姫路「さっき伊草が倒したゾンビが。」
神埼「えっ!?」
まさか!
ゾンビ「ウオオオオ!」
自衛隊C「なっ!!」
倒れていたゾンビが急に立ち上がり
一番近くにいた自衛隊Cに襲いかかった。
グチュッ
自衛隊C「あぁ!」
自衛隊Cの悲鳴が響きわたる。
バンッ!
銃声と同時にゾンビは倒れこんだ。
自衛隊Aが腰のポケットからハンドガンを取り出し撃ったみたいだ。
自衛隊A「傷は!?」
自衛隊Aは自衛隊Cに駆け寄る。
自衛隊C「だいぶ深くいかれました。」
自衛隊A「そうか・・・」
自衛隊B「じゃぁワクチンも使えませんね・・・」
神埼「・・・」
ワクチン!?
自衛隊C「すみません。自分はここまでみたいです。」
自衛隊C は噛まれた腕をおさえなごら
階段をくだって行った。
伊草「あの人どうしたんだ?」
伊草の質問に自衛隊の人達は答えようとしない。
伊草「まさか!?」
伊草は気づいてしまった。
そして
バンッ!
銃声が鳴り響いた。
おそらくさっき階段をおりていった自衛隊Cが撃ったのだろう。
自分に・・・
姫路「えっ!?もしかして・・・」
姫路も 気づいてしまった。
神埼「ゾンビになってしまう前に自分の命を・・・」
自衛隊A「君たちは余計な心配はしなくていい。早く屋上へ行きなさい。」
伊草「わかりました。行こうぜ。」
神埼「おう。」
このとき神埼は
これまでの平穏な毎日はもう
なくなってしまったことに気がついた。
神埼と伊草、姫路の3人は屋上を目指して階段をのぼって行った。
14:40
キャラクター紹介
神埼 駆
16歳
7月10日
AB型
175cm
63Kg
体力 B
射撃 C
接近 C
知力 B
速さ C
正義感 C
協調性 C
坂のが丘高校2年生。
この物語の主人公だが全く主役しいことをしない。
昔は勇敢でみんなに尊敬されるほどの存在であったが、父を亡くしてからは性格が激変してしまう。
神埼が昔のようになる日はくるのか!?
ステータスはほとんど平均以下。
姫路 沙弥
16歳
12月22日
O型
158cm
45Kg
体力 D
射撃 D
接近 D
知力 C
速さ C
正義感 B
協調性 A
坂のが丘高校2年生。
元気いっぱいで明るい性格。
神埼に対してはまるで母親のようにお節介をやく。
ステータスはやはり女の子なので戦闘力はほとんどない。
勉強はできるが、サバイバルてきにはあまり頭はよくない。
伊草 拓也
16歳
4月19日
A型
177cm
60Kg
体力 C
射撃 B
接近 C
知力 C
速さ A
正義感 B
協調性 B
坂のが丘高校2年生。
神埼の幼なじみで幼稚園のときからの仲。
今の神埼と昔の神埼を比べてしまう時が多々ある。
なにか理由があるのか!?
ステータスてきには体が細身のため体力は低いが足は速い。
ステータス
S すごい高い
A 高い
B 平均的
C 低い
D すごい低い