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プロローグ ある少女のこころ
痛い。痛い痛い痛い痛い痛いよ――――――――――――。
なんでわたしは傷つけられるの?
なんでわたしは殺されるの?
どうして誰も私たちを助けてくれないの。
お母さんもお父さんもなんでいないの?
なんでわたしたちはこんな目に合うの?
苦しいよ、悲しいよ。
なんでかな?
どうしてかな?
わからないよ。
わたしが異端だからなの?
全部、全部、わたしが悪いの?
そんなのひどい。
―――――――――――――――――――――そんなの、悲しいよ。