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物語の始まり

 読もうと思って下さりありがとうございます。

誤字脱字があったら教えして下さると大変助かります。

そして、この作品で不快な思いをした場合にはすぐさま閉じてほかの作品へと行ってください。

お願いします。

自分はある街の真ん中にいた。なぜ、ここにいるのかも自分が誰なのかもわからない。

だけど、唯一わかることがある。ここはとても怖くて嫌な場所だっていうこと。


なぜなら、自分の目の前で女の人がひもで括り付けられていてその前には火があるのだから。

自分は泣いて、必死に声を張り上げていた。「やめて!」とそんなようなことを。


だけどそんな言葉を知らずに、火は女の人を飲み込んでいく。


自分はもう声が枯れていた。それでも叫び続けていたアルスに、その女の人は微笑んだ。

とってもとっても美しかった。



「んっ!はぁはぁ」

さっきのは夢…か。なんだかひどく疲れた。


窓の外を見た。空はとっても晴れていて雲一つなかった。

それに比べて…ドアの方はまるで腐っているかのように暗かった。


「…そんなことを考えてないでさっさと着替えよう」

どうせいつもと一緒なんだから。


「……はぁ」


着替えを済ませて部屋から出る。足取りが重くなるのが分かった。


そのまま図書館に向かう。朝食は取らない。

理由は簡単だ。朝食の用意をされてないからただそれだけ。


さぁ図書館についた。借りる本だけ借りて、さっさと部屋に戻ろう。


…えっと、これとこれと…。


「あっれ~?どうもここがくっさい空気だと思ったよ!あぁそうか呪い子がいたからかぁ」


この人は兄のクリス・ラッセルバー。見た目は女の子が見たらひとめぼれをするであろういい容姿だ。


「…申し訳ありません。」


「いやさぁ謝るのは別にいいからぁ…。さっさとこっからでってくんない?これ以上ここの空気が汚れたら嫌なんだけど」


「はい。今すぐ出ていきます。」


「ちっ。」


あぁ露骨な舌打ち。


…そして呪い子とは僕のことだ。呪いというからにはいいものではない。それのせいでこの家には散々な扱いを受けている。


「はぁ」


大きなため息をつく。めんどくさいなとかネガティブな思考をしているうちに自分の部屋に戻った。


「ただいま。」


この部屋は僕が唯一ゆっくりできる場所。

その時、僕の目に1つのペンダントが止まった。


「これは、…お母さんがくれたペンダント?」


深緑色の綺麗な宝石が勾玉の形になってひもには小さな宝石がちりばめられている。

これ、いつもらったものだろう。確か3歳の時…

あれ。どうして母さんはいなくなったんだっけ?












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