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対能力者部隊 Cの5班  作者: 木ノ村 定
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Cの5班配属初日(2)「メオル視点」

2話目です。1話目で書きそびれましたが、新人目線で書いています。後々視点は変わったりするので「メオル視点」としています。

書いてみると大変なものですね。ずっと書いたり直したりしてるので逆に変になってないか不安になります。

部屋に案内すると言うルクトについて行き、階段を上る。

談話室は3階建ての建物の1階にあった。班員の部屋は基本2階と3階にあるらしい。

2階の一室に案内され、鍵を渡される。


部屋は小さくはあるもののトイレや風呂、キッチンまで備えられていた。

家具は簡易ベッドと収納がいくつかあった。

「自宅から通勤するなら物置として扱うといいですよ。鍵は持っていてもらって結構です。…今の所はこれくらいでいいですかね、分からないことがあったら班長室か談話室にいるので聞いてくださいね。」

そう言ってルクトは戻っていった。


自分で持ち込んだ分の荷ほどきが終わって腕時計をみると夕方の4時を指していた。少し空腹を感じてきたので、夕食をどうしようか考える。外食でもいいのだが、食堂もあるのでそちらを利用できるならしたい所ではある。

ただ、異動してきたばかりなので利用できるかは怪しい。


ひとまず談話室にいる班長に聞いてから決めよう!と立ち上がり部屋を出る。

廊下を歩いていると前から男が歩いてくるのが見えた。体格はいいが覇気が感じられない男であった。

なんにしても先輩ではあるので挨拶をしておく。


「初めまして!今日から配属になりました。マトルア・メオルです!よろしくお願いします!」

「…よろしく…」


ボソリと返しながら立ち去って行った男の背中をメオルは顔を引きつらせながら見送る。

(立ち止まりすらしないとは…というか名前も聞いてない…)

男は部屋に入ってしまったので名前を聞くに聞けず、仕方なく、そのまま談話室に向かうことにした。


また笑われるのは癪なので、今回はノックをせずに入る。

談話室は変わらず2人だけであった。これまた変わらずにくつろいだり、銃の整備をしたりしている。

くつろいでいる班長に声をかける


「あの、班長。食堂は使えますか?もし使えるなら使いたいのですけど。」

班長は少し考えた素振りをみせてから答えた

「うーん…ウチの食堂って使われてないんですよね…綺麗にしてはいるけど料理人さん呼んでないんですよ。」


使えないのは覚悟していたが、まさか料理人すらいないとは…。

じゃあ、外食で済ませるか。と考えた瞬間、銃を整備していた少女が顔を上げた

「じゃあ、班長さんの手料理!新入りさん来たばっかりだし!美味しいし!一緒に食べよ!」

いきなりの提案に目を丸くする。


班長の方をちらりと見ると困った顔をしている。何気に微笑以外の表情は初めて見たな…。などと考えていると

「いや…味の保障できないし、そもそも食材買いそろえてないからね。外食で済ましたほうがいいと思うな。」

「こんなこともあろうかと食材を買って食堂の冷蔵庫に入れておきました!野菜炒めがいいな!」


食い気味に反論を完封され、班長は固まっていた。

5秒ほど固まっていたが、マグカップを置いて立ちあがる

「分かった分かった、作りますよ…ということですけど大丈夫ですか?」

テルシアの方を見たが彼女はいそいそと道具を片付けており、こちらに目もくれない。

少し考え

「せっかくなのでいただきます。」

答えると班長は分かりました。と一言、食堂の方へ歩いて行った。すこし遅れてテルシアも銃器の入ったバッグと道具箱を持ってついて行った。

取り残されてボーっとしていたが何か手伝いでもした方がいいかと思い直し、急いで後を追った。


2話目どうだったでしょうか。他の方の書き方を見て空白を開けて読みやすくしているつもりです。

もし良ければ、簡単な一言でもいいので感想をいただけると幸いです。

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