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襲来”黒蝪蝶”(クロアゲハ)

マイペース更新でごめんなさい!さて戦闘開始です!

フリードと雪華の案内により城へと通された紅月達はその豪勢な造りに目を奪われた。海焔国の城も中々の造りだがここ氷雪国の城は全てが氷によって隅々まで精巧に造られており時折射し込む太陽の光が壁に反射して虹色にキラキラと輝いている。


「す、凄く豪華だわ!!」


「こ、これは...!今では入手不可の鉱石!?」


「これはブルークリスタルでしょうか?氷雪国でしか手に入らない水晶ですよね」


「こっちは虹の石ね」


「アーリア!コレ見てみにゃ!!高そうなお菓子があるやよ!!」


「ちょ!?リリア、勝手に食べちゃ駄目!!」


「これって"ユニコーンフラワー"!!今じゃ幻の花と呼ばれている花だ!」


「おいお前達少しは落ち着かんか...」


「俺様は別に構わないぜ!好きなだけ見て回ったってな」


「特に減るものでも無いですしね」


「相変わらず懐が広くて助かるぞ。フリード、雪華」


城へ入るや否や見た事ない家具や雑貨、骨董品やら装飾品に惹かれたらしいメンバーは思い思いに城の中を見て回り始めた。そんな彼等をやんわり嗜めようとフェルが声を上げるもこの城の持ち主であるフリードの許可が下りたのでフェルは大人しく口を閉ざした


「ところでフリードよ。アイツらは居ないのか?」


「ハヤテ達の事か?アイツらには今任務を任せてるぜ」


フリードには雪華の他にも仲間がいる。紅月に凪達が居るように...聞けば全員がフリードによって救われたかそのカリスマ性に惹かれ着いてきた者達ばかりだ。しかも全員能力がズバ抜けて高いのでフェル達竜王の間ではフリード親衛隊と呼ばれている


「テメーに隠す必要は無いしな。ハヤテとダリスには"黒星院"の動向を探らせている。ミールとヘイダルには他の竜王の所に赴いて貰って雪芽と雪那にはとある武器の作成をそしてサウザンは氷雪国全体の監視を頼んでいるぜ」


「そうか流石だな」


「...フェル」


「なんだフリード?」


「漸くここまで来たな」


「そうだな。ここまで来るのに随分と時間が掛かった」


あの子と悲しき別れから今日まで俺達は耐えに耐えてきた。あの頃の俺達は竜王と言えど未熟で命を落とし変わり果てていく仲間達を助けられず救えた命も数少なくて何度も悔やみ力なき自分たちを恨んだ。そうして幾年の時が過ぎ漸く訪れた運命の時·····──


待ちに待った反旗を翻すこの時が訪れた


「抜かるんじゃねーぞフェル」


「ふん。それはコチラの台詞だフリードよ」


「後は他の連中が...」


『非常事態発生──非常事態発生──・・・領民は速やかに避難場所に移動して下さい。繰り返します。領民は速やかに避難場所に移動して下さい──!』


突如鳴り響く警報音。一体何が起きたのか。困惑するフリード達の元に血相を変えたサウザンが駆け寄って来た


「フリード!!非常事態発生が発生したよ!!あの時以来の非常事態が...!」


「詳しく話せサウザン」


「Si!"黒星院"の奴等が"黒蝪蝶"(クロアゲハ)を送り込んで来たんだ。しかもその数10体!!」


「"黒蝪蝶"(クロアゲハ)だと!!」


「これは不味い事になりましたねフリードさん」


「ねぇフェル"黒蝪蝶"(クロアゲハ)ってなんなの?」


いつの間にかフェルの元にやって来ていた紅月達が不思議そうに尋ねる


「"黒蝪蝶"とは"黒星院"が所有する"竜兵器"(ドラゴンアーマー)の一つだ。その戦闘能力は非常に高い。街1つ消せる」


「それが10体って」


「俺達諸共この国を消しに来たな」



やってくれたな、グリームよ·····!!


今更ながら名前が凄まじいw

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