ボランティアを考える
美術館に「国宝を個人で借りるにはいくらかかりますか?」と問合せ
「金額の問題ではなく、紹介者が必要です」
と言われる話を書こうと思っていたけど、忘れてしまいました。
せめてキュレーターの資格とかあるとよかったのですが。
養護施設の問題点としてよく挙がるのは、大学進学率が低く、退所後の身の振りが難しいという二点。
養護施設の対象は基本的に18歳までの学生。
18歳未満でも、進学しなかったり中退してしまったりで学生ではない子は対象外。
18才以上の学生も対象外。
とは言っても原則なので、多少猶予があることもある。1*エッセイと言うわけではないので「作品の雰囲気が崩れる書き方」は控えた方が良いと思います。但書をしたい場合 あとがき など「作品と関係のないところ」で書くと綺麗に纏まります。
その環境で大学に行くのは結構大変だ。
大学進学率の全国平均が53%程度なのに対して、養護施設の大学進学率は10%程度。
専門学科を入れてると全国は76%程度、養護施設は23%程度だ。
大学に行くためのお金や住む場所がなく、あきらめる子もいる。
じゃあ就職、といってもやはりこちらも難しい。
住むところがない(親と住めない子が大半なので)
学歴がない
子どもたちの就職も結構厳しい。
私が見ていた子も退所後は仕事を転々としていたり、水商売をしている。
水商売がいけないわけじゃないけど、目標やビジョンなしに「できることが他にないから」と
水商売の道に入るのはやっぱり危険だと思う。
年取ってからが不安だし・・・
やはり今の日本では、ある程度の学歴は大切だ。
そのため学習を助けるボランティアやNPOがある。
学習はもちろん大切。
でも子どもたちは人生に問題が多すぎて学習まで行きつかないという印象なんだよね。
それでも頑張ってる子もいるんだけど。
勉強は苦手なので、学習ボランティアに参加するつもりはないけど、
NPOに参加している知り合いがいるので、紹介してもらおう。
それから退所後の就職支援をしているNPO。
こちらは一度参加。
それから自営業でお店をやって、バイトの受け入れをする。
あとは職員さんの手が足りていないと思う。
調べてみると職員の定着率が悪いようだ。
定着率を上げるのは、何が必要なんだろう。
給料だけじゃないけど、給料を上げることも大切だろうな・・・
これはお金の力だけでなんとかなる問題でもないかな・・・
私が出所不明の怪しいお金で給料増やすわけにもいかないし・・・
人手が足りないので、子ども一人一人に関われる時間が少ない。
まぁ大人(親)2人にたいして子ども1~3人くらいの一般家庭と同程度の時間を取ることは難しいだろうけど、
先生たちの雑用を手伝うボランティアはどうだろう?
休日子どもが休みの日に、食事とか掃除とか洗濯とかをやるボランティアがあったら、子どもと接する時間が増えるだろうか?
ちょっと先生に相談してみよう。
園長先生は優しいおじいちゃんなので、ボランティアの言うことを否定しなそうだから、もう少し若い先生に聞こう。
率直な意見が聞けるとよいのだけど。
諸事情のある親元で暮らしている子の問題点。
それは問題が表面化しにくいこと。
それから子供自身が問題を感じていないことがあること。
こちらの思う解決策がただの押し付けにしかならない可能性があること。
子ども食堂に参加して、どれくらい話ができるのか確認しよう。
どこまでできるだろう?
一人では無理だ。ボランティア仲間や先生たち、ボランティア先で知り合った児相の職員さん
知っている限りの人に意見と協力を求めよう。
失敗が怖くて動けなかった私。
やりたいことは決まった。
少し頑張って動いてみよう。
養護施設のことを書くのは難しいです。
悪く言いたくないけど、問題はどうしてもあるので。
養護施設、介護施設、病院などでスタッフが利用者を虐待というニュースがありますね。
あのような問題は、ショッキングなので一般に知られやすいですが、それ以外にも課題はたくさんあります。
今回ミドリが上げたことも一部で、彼女の私的な意見です。