社交ダンスをしよう。
短めになってます。
なんやかんやで私はもうすぐ8歳になる。
なんやかんやが知りたい?あー、面倒だからそれはまた今度。
さて、そんな私は最大の危機に直面している。
それは…
「シャーロット様、ステップが違います。
アルバート様にダンスの時間を増やしていただきましょうか…」
そう、社交ダンスです。
今の私は物覚えも良く、運動神経もいい。
だけど、何故か、何故か、社交ダンスだけが出来ない。
「…シャーロット様はリズム感があまりないようですね…
次からはリズム感を鍛える練習をいたしましょうか。」
「申し訳ありません。お願いします。」
本当に申し訳ない。面倒…とか言ってられないよなー
そう、何故こんな面倒なことをしているか。
それは昨日の夜に遡る。
「あぁ、シャーロット。来月に王家主催のダンスパーティーが行われる。
そこでお前を社交デビューさせようと思う。」
「来月…ですか?急ですね。」
「あぁ、大変不本意だが、シャーロットはユリウス王子の婚約者になっただろう?
だから、お披露目も兼ねて、少し急だが社交デビューすることになったんだ。」
「そうですか…
分かりました。」
「あぁ、急にすまないな。
明日からダンスレッスンの教師をつけるから。
可愛いシャーロットがどんな風に踊るのか期待してるよ。」
「期待に添えられるように頑張りますわ。」
以上が昨日の会話。
私もここまで自分が酷いと思ってなかったよ…
でもどう足掻いても後1ヶ月!
やるしかないかー。