はじめてのおねだり
「銀!私他の妖に会ってみたい!」‥‥?今、他の妖って?ま、まさか私以外の妖が好きなのか⁉
いや、まてまて、落ちつけ!
「銀華?何故そのようなことを申すのですか?」
‥‥?何故黙っている?言えぬ事なのか‥‥?
「うーんとね、友達欲しいの!ずっとここのおきつねさんと遊んでるけどもっといっぱい友達欲しいの!銀華は、こんな見た目だから人間には嫌われちゃう、だから妖と友達になって遊びたいの!」
確かに、銀華は人間とは少し異なるものだ古の力を強く引き継いでいる。その証拠に暁の瞳をしている。今は見た目が違うだけかもしれないがいずれは力が現れはじめ我らつまり神に等しいものになるのだ。どれだけ、その時を先伸ばしにしようが必ずその時がくる、そうなれば銀華は‥‥‥
「銀、私大丈夫だよ?妖たちは私にとても優しいよ?銀がいるおかげだよ!私わかってるみんなと違うんだよね。でもね!私には銀がいるでしょ!だから、寂しくないし怖くないよ。」
銀華はわかってる心のどこかで自分が変わってしまうことが‥‥‥ならば、私はその時までこの子を守らねば!いつかくるその日まで。
「わかりました。銀華がそこまでいうのなら紹介しましょう、ただし力のあるものたちです。まずは、力のあるものたちと知り合いになりましょう。」