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事象:お兄様

━━桜芽吹く春の季節。

他の地方は芽吹きも早いのに、ここは少し遅れ気味だ。

普段は賑わう公園の出店も、もうたたまれ、夜の月明かりとわずかな街灯が照らす散りかけの桜は風に揺れて、残りわずかな花びらを散らしてゆく。

夜型の時間は公園には人気も無く、そこは静かな時が流れていた。

どこか空しいのは、心だけじゃなかった。


それが━━━━


      「ハルト兄様!!」


今、懐には自分に飛び込む様に抱き付く少女。

髪は雪の様に、新品のキャンバスのように真っ白い。

キラキラした、あどけない瞳。どこか幼いようで、気の強そうな顔。


これは、どうなっているんだ………

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