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生活モニュメント[9]

優しくなれれば

作者: 袋小路 めいろ

漫画やドラマの世界では

その主要なキャラクターが

死ぬ事を残念に思い

なんで?

と疑問符をつける

現実の世界では

問答無用な死ぬ事を前に

意味を見つけようとする



人が人を

優しく思う

幻想でも優しく思う

綺麗事だと切り捨てた

そんな果てに

その上に

作りあげたモノを

大切にしたいよ



まだ作れてもいない

まだ定義できない

色とりどりのセカイ

偶然と疑問符

なんでだろう

どこで叫んでも

見つからない

歪でも構わない

幸福の形



隔世之感

どの方向かもわからない

曲学阿世で息もできない

誰も悪く無いなら

みんな悪でかまわない

社会の吹き溜まりは

いつもそうだよ

命あるものが

命あるものとして

生きていけないのか

生きないのか

中間的半死体が

唯一見出す

光はいつも

奇異な眼差しと共に



一周回って

辿り着いた

着地点の善悪は

気にしなくても良い

優しくなれれば

それで良かった

本当の意味で

優しくなれれば

良かったんだ






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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しいと思うだけでも、本当のやさしさには辿り着けない。考えさせられる詩でした。良かったです。
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