3. 戦闘訓練したら魔王と呼ばれて配下が出来ました
EVO熱いですね!
応援しながら書いてます!
「えっ…何今の…?爆弾作っちゃったの?魔法使いってあれを生き物相手に使うの?異世界怖っ…。」
俺が自分で生み出した轟音と爆発に現実逃避しかけていると、銀髪の女性が恐る恐る声を掛けてきた。
「その…魔法は使える様で安心した。次は武器だったな?じゃあ試しに剣を振ってみてくれ。私はこれでも剣には自信があるからな。私が見て合格点なら安心してお前を解放出来る。」
そう言うと、俺に剣を一振り投げて来たので俺は受け取って鞘から抜いてみる。
「うわぁ、本物の剣だ…。でも発泡スチロールで作ったみたいに軽いな?こんな軽くてダメージ入るのか?」
俺がそう言って軽く剣を振ると、頭の中に素振りの型や動き方が浮かんでくる。
これがレオルの身体に元々あった経験値なのか?
ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!
試しに剣を振るう度に手に馴染んでくる。
自分の頭の中で最もしっくり来た三段斬りを今なら出来ると感じ、実際にやってみた。
ヒュヒュンッ!ブォンッ!
「こんな感じですかね?頭の中に剣の使い方が流れ込んで来る感覚があって、昔使った事あるってこういう感覚なんですねー。」
俺が楽しくなってきて子供みたいに剣を振っていると、銀髪の女性がまた難しい顔をしたり急に青くなったりしてボソボソと何か呟いている。
「私が見てもさっきの三段斬り?は実戦なら対応すら出来ずに斬られていたやもしれない…。もしや、本当にレオル様なのだとしたら…?私は何と失礼の数々を…!」
俺はまた何か知らずに法に触れてたりしたのか…?
知らない法律とかありそうだよなあ…。
まさか今の剣技が実は禁止されててバレたら死刑とか…?
そんなネガティブな事ばかり考えていると、銀髪の女性が顔を青ざめたまま片膝をついて、よくアニメとか漫画で見た事ある忠誠を誓うポーズを取り始めた。
「今までの無礼の数々、大変申し訳ありませんでした…!改めまして、東グランデニア魔王国、近衛騎士団所属のブリジット・シャンツと申します!もしこの命をお許し頂けるなら、レオル様と共に参りとう御座います!」
首に剣筋を立てて俺の言葉を待つブリジットさん?を見て、俺はただ固まっていた。
…いやいやいやいや、何この展開!
塩対応から急に忠誠度MAXは緩急あり過ぎだろ!
「ち、ちょっと待って下さい!まずは剣を鞘に戻して!ほら!というかそんな簡単に辞めちゃダメな役職に聞こえましたよ!?とりあえずお互いに落ち着きましょう!」
俺が慌てて止めると安心した表情になったブリジットさんは剣を納めて改めて話し出した。
「寛大な御心、感謝致します…!魔族に生まれた身として絶対の強者に仕えるのは一番の名誉、どうか私を配下の末席に加えて下さいませ!何卒…!」
いや武士かよ!
今日は何なんだ一体…。
あのメール送って来たやつ、絶対許さないからな!
脳がパンクした俺はもう思考停止して例のスカウトメールを送ったやつのせいにする事にした。
「はぁ…。ひとまず分かったんで立って下さい…。俺はこの世界に俺を呼んだ誰かを探しに行かなきゃいけないみたいなんです。だからかなり危険な旅になると思いますよ?しかも俺みたいな常識知らずな男と2人旅なんて両親が心配しますから辞めときましょう?ねっ?」
無一文で常識知らずの無職に近衛騎士団所属の美人騎士が配下になるって普通は逆だろ?
分かって貰えるように丁寧に説明するが、ブリジットに全く響いてない様子だ。
「ならば余計に私をお使い下さい!身の回りのお世話も致しますので!あっ、両親の事なら私の弟が次期当主ですので自由を許されております故、心配いりません!」
すっごいグイグイ来るじゃん…。
「と、とりあえず続きは今度にして今はお金が無いし身分の保証とかないので…そうだ!冒険者とかの仕事ってありますか!?それなら旅をしながら稼げるかも!」
こういう異世界物なら絶対あるだろ!
ブリジットさんの話だと俺はレオルの身体でかなり強化されてるっぽいし天職なのでは!?
「勿論ございます!身分証も発行してくれるのでオススメです!レオル様の実力なら直ぐにSランク間違い無しですね!早速登録に向かいましょう!」
「え、ちょ、待って!今から行くの!?待って待って!おーい!ブリジットさーん!?」
俺はブリジットさんに勢いのまま街に連れ出され、冒険者ギルドに向かうのだった。
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