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全部天気予報のせいだ。  作者: 星恋すばる
1/2

プロローグ

こつこつこつこつ。

規則正しい二人のローファーの音。

「あのさ」

「何?」

「兄貴って智花先輩のこと好きだよね」

こつこつこつこ。つつつ。

あ、乱れた。

「えちょ、ななな何言ってんの空⁉そ、んなわけ」

「あるでしょ…。いっつもいっつも寝言でともかーともかーって言ってるくせに」

「え⁉うっそだっていやまさかそんな…!」

「あ、うん。嘘。」

「えええー⁉」

ほんっと、分かりやすいなぁ。

兄貴こと玲丞凪は、三崎智花のことが好きらしい。弟として心配になってくるな、この兄…。すぐ誰かに騙されてつれていかれそうだ。怖。

俺は一つため息をついて言った。

「で?」

「ん?」

「告白とか、しないの?」

「あ、えーっと」

いつもヘタレな兄貴のことだ。てっきり、こ、告白なんてまだ早いよー!とか言ってくると思ったのに。意外だ。

目を背けながら凪は答えた。

「その、明日、します。」

な。な。な。

「なんだってぇぇええー⁉」

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