39話 結局の所逃げるが勝ち
投稿したら一気にポイントが上がって感謝感激。
いかに自分が投稿してなかったかよくわかるね!
そして2秒ほどでボスが再生する。
やっぱりボスも再生するのか……
「……岡本、走れるか?」
「走れますけど…撒くことは出来ませんね。」
だろうな。
流石にスピードが違いすぎる。
だが戦うというのはナンセンス。
コイツは多分ある状況下にある時無類の強さを発揮するタイプ……条件特化型とでも名付けようか、そういうタイプのモンスターだ。
おそらく十数人で当たれば一般人でも大丈夫だろう。
だがおそらく1桁台の人数で挑むと体力やSP切れでそのまま御陀仏だ。
数の暴力って怖いね。
だって10数体いる奴らを誤差2秒で同時に倒さないといけないんだぞ?
そりゃあ無理だ。それこそ今の俺でも不可能だな。
だから逃げるしな現状生き残れる道はない。
「とりあえず走るぞ。」
「死ぬ気で走るってやつですね。」
その表現は比喩であって欲しかったけどな。
切実に。
「よし!行くぞ!」
後ろに向かって走る…のではなく直進する!
相手は虚をつかれ硬直し…
「ドラッ!」
それと同時に暴緑を発動。
まわりにいた狼の半数は壊滅し残る半分も怯んで追ってこれない。
作戦とは言えないようなものだが無理矢理半分ぐらい戦闘不能にして復活する2秒間の間に出来るだけ距離を離すのが目的だ。
いい感じに脳筋だな。
効果が薄くてそのまま死んだらマヌケもいいとこだ。ほんと効いてよかったよ。
その後もひたすら走り続けてなんとか休憩所までたどり着いたのであった。
「はぁ、はぁ、……生きてるかー…」
「コヒュー、コヒュー。」
ダース○イダーの呼吸音で返事をしてる飯田に声をかけながら貰ったスポーツ飲料を飲み干す。
とは言え全力疾走は流石にキツい。
持続時間や距離は変わるとはいえ自分の限界まで力を出すというのは心身ともに疲労がハンパない。
「あー、もう無理です…死にます…」
「死地から逃げた後に死ぬのはダメだろ。」
何言っとんだコイツは。
とはいえ一旦は休憩時間だ。
いずれまた会う時には逃げなくて済むようにな。
とりあえずアイツの情報を本部に連絡するか。
その後他の人達は狼の集団を見たらすぐに報告をしその場から全力で逃げろという連絡が行ったらしい。
もし知らなかったら多分相当被害が出てただろうな。
そういう意味ではあの時飯田も遭遇して良かったと言えるかもな。
しっかし強化が目的とは言っておきながらあんなヤツがいるのか?
難易度詐欺もいい所だ。
なんかありそうな気もするが考えてもわからない。
……やーめた。
今は生き残るのだけ考えてればいーや。
決して面倒になった訳ではない。
なんか小説を書く時に腕が止まる。
ブランクかなぁ……?
あ、次の投稿予定は土曜の0時です。