37話 ボスとの戦い
大正時代ぶりの更新。マジサーセン。
テスト期間終わったので更新再開マンです。
引き金を引く。
いつか見た漫画のように敵は吹き飛ぶが意に介した様子もなく他のモンスターが迫って来る。
「面倒ですねぇ!」
思わず悪態が漏れる。
見渡してもモンスターの数が減った様子はない。
幸いにも補給したおかげで銃弾に余裕はあるが精神的にキツい。
いや岡本さん人外すぎない?なんで初見でダンジョンの中でメンタル崩壊してないんだよ。
いや、知ってたけど。
でもまさかここまで精神的イってるとはな…ん?
「っと!」
考えすぎると回りが見えなくなるのが悪い癖か。
狼が突っ込んできてのに気づかなかったとは。
まぁ、この距離なら一方的に撃て…
「ワォーーッ!!」
「……うぇ?」
姿も色も変わらないいつもの狼。いつもの遠吠え。
違ったのはまわりに複数体の狼のシルエットが現れたこと。
そして狼の形を変えて剣として飛んできたこと。
って、
「形変えるんかい!」
狼にした意味とは?
口は動かしたまま回避行動を取る。
横に飛び退き一旦距離を置く。
が、それに応じて曲がってくる。
追尾機能付きかよ!便利な機能をお持ちで!
弾丸で撃ち落とすことによって影は消えるも気に介した様子はない。
「ワォ!」
吠えるのと同時に新たな狼が生まれる。
なるほど。本体を倒さないと無限に湧き上がって来るのか。
これって間違いなくボス級だよな?
しかも数に特化しているタイプ。
相性最悪。炎タイプと水タイプ。
もしくはひのこ対ハイドロポンプみたいなものだ。
面倒極まりない。それどころか純粋に力が足りない。だが倒さないと被害も増える。
やるしかないか…
こうして最初のボス戦が始まった。
早く救援が来てくれないとヤバいな。
「ん?なんか急いだ方がいい気がするな。」
なんか勘が急がないとヤバいって言ってる。
このペースで行けば15分で着くが…
「飛ばすか。」
足に集中活性をしてまわりにいるモンスター達には脇目もふらず突き進む。
ゴブリンが道を塞ぐようにいるが…
「車は急に止まらなーい!」
タックルで吹き飛ばす。
うん、みんなは交通事故には気をつけよう。
後5分もあれば着くな。耐えててくれよな。
活動報告にこれからのことについてアンケート的なものをしているのでよければ書いていただけると幸いです。