26話 え?俺こんなキャラだっけ?
飯田さんの言葉遣いを親しさのある敬語みたいな感じにします。
わかりやすいので。
「じゃあラーメン食いに行くか。」
「オッケー。近くに美味いラーメン屋あるんですよ。」
何でそんなに詳しいんだよ。
ていうかそもそも…
「何でラーメンなんだ?鳥取って確か蟹とか岩ガキとかが、名産だろ。」
「最初にそういう系食いすぎて飽きたんですよね…」
「あー…」
確かに慣れない海鮮系食べ過ぎると飽きやすいのは分かる気がする。
「じゃあそこまでは徒歩で移動しましょうか。」
歩いて10分後、裏通りにひっそりと佇むラーメン屋にたどり着いた。
「隠れ家感ハンパないな。」
「まぁ、味は保証しますよ。」
その後無事に俺は醤油ラーメンの大盛り、飯田は豚骨の味玉トッピングを注文した。
「おお!その味玉の半熟感最高に美味そう!」
「マジでここの味玉はめちゃくちゃ美味いです。」
しかし俺が頼んだ醤油ラーメンも負けてない。
まるで黄金のような麺にコクのあるスープ、さらにチャーシューはホロホロで味の宝石箱やー!
……え?俺こんなキャラだっけ?
まぁそれぐらい美味いってことだ。
いやーにしても本当に美味いな。
もう食い終わったんだが。
よし!お会計を済ませたので駅に行くか!
「え?駅こっちだよな?」
「岡さん駅使う気ですか?」
「は?当たり前だろ。」
何言ってんだコイツ。
「何言ってんだコイツ。」
「なんか使っちゃいけない理由でもあるんかよ?」
「今朝の朝刊。ダンジョン。最初の生還者。」
あ。あー……そういや今日の朝刊でおれ報道されたんだっけ。
「はぁ…今電車なんて行ったらジャ○ーズもびっくりなぐらい人がきますからね??レンタカーで行きますよ。」
「俺免許持ってないぞ?」
「俺が運転するから大丈夫です。」
イケメンかよ。イケメンだったわ。
車でおよそ1時間後…
「やっと着いたー!」
「運転手の俺に言うことは?」
「誠にありがとうございましたこの御恩は一生忘れませんでも強化活性した状態を節約すればワンチャン俺の方が早い。」
「最後余計ですね!?その通りかもしれないけど!」
まぁ渋滞に巻き込まれないだけで相当メリットデカいしな。
「じゃあ行くか。」
「運転手に飯ぐらい奢ってくださいよー…」
別にそれぐらいならいいが。
金ならあるからな!
かわりに安定した職業に就けていないからしょうがない!
みんなは安定した仕事に就こうな!
「はぁー極楽極楽。」
「リアルでその言葉使う奴いまだにいるんだな。」
「仕事に疲れた…明日で自衛官としての仕事も終わりですか…」
「お疲れ。じゃこれからよろしく頼むよ。」
最初は飯田のパワーレベリングだな。
会社ダンジョンに入ってゴブリン撲殺祭りを開始しようか。
ステータスを上げて倫理感を破壊することが出来るからな。
「あ、そうそう。お前が良ければだが一人ダンジョンに誘いたい奴がいるんだ。」
「俺はいいんですが…その人は大丈夫ですか?」
「まぁそいつなりにしっかり考えてるみたいだしな。」
何はともあれ認めてくれてよかった。
「お前にも言えることだが無理だと思ったらぬけろよ。」
これはしょうがないことだと思う。
そんぐらい過酷だからな、ダンジョン探索家は。
「わかりました。だけど、俺も生活が掛かってるんです。そう簡単には辞めませんよ。」
まぁこの顔を見ると大丈夫なんじゃないかと思うけどな。
眠すぎて誤字が多くなってることが予想できる。