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24話 至急華やかさが必要だ。

本日2本目。ゴー!


 さて、砂丘から少し離れたホテルまでやってきた俺はある人物に電話をかけることにした。


 「もしもし、脳筋?」


 「今回は誠に申し訳なかった!!!」


 うるせえ!?

 レベル上がってなかったら鼓膜破れてたぞ!?





 「あー、それはもういいんだ。ただこのままだと俺とお前の縁も切れちまうからな。

 仕事も違うわけだしな。」


 「もういいのか?今回の件は完全に俺が悪いのにか?」


 「まぁ死んでたら幽霊になっても呪い殺してたけどな。生きてるしいいだろ。」


 「本当にいいのか?」


 「ごちゃごちゃうるせえ!お前そんなキャラじゃねえだろ!」


 もっと脳筋らしくしろや!

 

 「そうか…じゃあせめて今度あったら殴れ。

 そして飯でも奢らせてくれ。

 そうでもしないと気が済まん。」


 「オッケー。飯は高いところな?」


 「ああ、当然だ!」


 ヒヒヒ、言質は取ったからな?

 今の俺がその気になればフードファイターよりもびっくりなぐらい食えることがわかってるんだからな? 


 「そういやお前生活はどうしてんの?」


 「今は国からの仕事をこなしてるな。

 いつかは他のところに就職しなければならなそうだが。」


 「そうか…」


 ん?待てよ?もしかしてコイツダンジョンに誘えるんじゃね?


 飯田の確認も必要だがコイツ確か騎士とかいう真っ当ないい職業持ってたよな?

 脳筋って言うふざけた奴もあったが。

 


 「なぁその就職までの期間ってあとどれくらいだ?」


 「あと2ヶ月だな。そんなこと聞いてどうした?」


 「いや、お前が良ければダンジョン調査一緒にしないかと思ってな。

 無論お前が嫌ならそれで構わないが。」


 「そうか……少し考えてもいいか?流石に時間をかけて考えたいからな。」


 コイツから考えるなんて言葉が出るなんて…

 少し感動。コイツも変わったんだな。

 

 「ああ。俺もパーティーメンバーの許可取らないといけないからな。」


 「わかった。また後でかけ直す。」


 通話が切れる。

 それにしてもなかなか長電話だったな。

 20分以上電話したのなんていつ以来だろうか。


 ていうかついさっき可愛い子がいいなんて言ってたくせになんで一丁前にガチムチ脳筋誘ったんだよ。


 ダンジョン攻略を考えると全然いいんだが女の子成分が足りねえ…


 至急華やかさが必要だ。

 主に俺の精神のために。

 高校も男子校だったからな。

 もちろん彼女なんていない。


 女の子に免疫?あるわけないだろ!

 そもそもこんな歳で女の子呼びなんだぞ!?

 

 男友達はそれなりにいるが女の子なんて幼馴染ぐらいしか…

 あぁ、そいつは女としては見れん。

 スゥパァ脳筋と自分で名乗るような奴だからな。


 …寝るか。

 決してこの先自分は結婚できないんじゃねえかなどと考えふて寝するわけじゃない。

 

脳筋キャラ書いてて楽し過ぎる。

今回は脳筋要素控えめだったけどね。

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