18話 魔法使いは近接攻撃に弱いのが鉄板
本日はもう何本か投稿する予定。
「やっとだ…」
2階層到達からおよそ1時間。
ようやく次の階に行く階段を発見した。
この砂丘迷宮はイメージ通りに暑いし階段見つかんないし毒持ちいるしで厄介なところだ。
このダンジョン作ったやつは絶対性格悪い。断言してやるよ。
初心者には向かないとメモしとこう。心の。
メモなんてオシャレアイテムダンジョンに持ってきてないんだよ。
じゃあ降りて行きますか。一体何階層まで続いてるんだか…
「お?」
景色が変わったな。
言っちゃえば会社のダンジョンの壁が砂岩になった感じか。
こっちの方が不意打ちや退避がしやすいから助かるな。
情けないなんて言うなよな。
なんかこの話前にもした気がする。
閑話休題
慎重に進んでいくと曲がり角の先から何やら物音がしたので顔を出して確認する。
「お、発見。」
やっぱりこうやって先手取れるのはデカいな。
視線の先には…杖を持っているサンドゴーレムがいた。
ただしサンゴレよりかはガタイが良くない。
もう見るからに魔法使いそうだよな。
とりあえず接近戦で行くか。
魔法使いは接近戦弱いのが鉄板だからな。
「どりゃぁ!」
接近して首目掛けナイフを一閃……したが反射的に避けられてしまい腕を落とすにとどまった。
「……」
「うぉ!」
無表情(顔なし)で杖を振りかぶると2つの砂の球がこちらに向かって飛んでくる。
「ッ!?」
一つ目は回避に成功するも二つ目は避けきれず腕に当たってしまう。
血が流れたわけではないがなかなか痛いな…
時速で言うと160はあったか?
なんにせよ頭は昏倒する可能性があるからそこだけは絶対死守だ。
と、もう一度放つ気か?
「させん!強化活性!」
突如速度を上げた俺についてこれずそのまま押し倒される。
よし、後はフルボッコタイムだ!
ナイフで体をどんどん削ってく。
最初こそ抵抗したもののだんだんと動かなくなっていき完全な砂と化した。
つっかれたー!
サンゴレの上位種的なやつか?
となるとモンスターにもレベルや進化などもあるのかもな。
だが、モンスター同士が争っているのを見たことがないからどうやってレベルを上げるのかは謎だな。
初期レベルが階層ごとに違うのかもな。
そして人を殺すことによってレベルが上がると。
なんにせよより気を引き締めなくては。
俺は経験値になりたくないからな。
お前らがなってくれや。
なかなか文章構成力が伸びないなぁ