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15話 塵となった。比喩ではない。

今日疲れすぎてこれが限度になるかも。

学校で四キロ走るんや。


 次の日。


 「ここが鳥取のダンジョン。通称砂丘ダンジョンですね。通称と言っても呼んでる人知らないですけど。」


 それは通称とは言わない。

 飯田さんもフランクになってきたな。


 元々はこういう人なのだろう。


 朝早くに起き、新幹線で鳥取まで移動。


 現在砂丘のど真ん中である。

 結局昨日はずっと拘束されっぱなしで脳筋にも会えなかったな。


 生きて帰ってくれば良いだけだ。


 「でも、どこからダンジョンに繋がっているんですか?」


 「はい、こちらです。」


 先導されて少し進んでくとアリ地獄の巣の様な形の穴があった。


 ただし直径は70メートル近くはある。

 深さは…暗くてよくわからん。

 なかなかヤバそうだ。


「この中にダンジョンが存在すると考えられます。」


 「つまりこの中に飛び込めと?」


 「はい!」


 めっちゃ良い笑顔で言うやん。

 このダンジョンは聞いた話によると輝石の大きさは元会社と同じぐらいらしい。


 あ、会社は退職した。一応フリーター扱いだ。


 「じゃ、行ってくる。」


 「死なないでくださいね。待ってるので。

 では頑張ってください。」


 うっし、気合入れていきますか!


 暗いダンジョン。

 どこまでもひとりのサバイバーは落ちていく。



 




 よっと。

 無事着地。高さは10メートルぐらいだったか?


 落ちてる最中に転移でもしたのかもな。

 

 地面は案の定砂。だが足が取られるわけじゃなさそうだ。

 そして…壁がない…?


 どうゆうことだ?

 もしかして階層に分かれてる感じのダンジョンか?


 だとしたら上に登るか下に降りるかの階段があるはずだ。


 とりあえず進むか。行く宛もないしな。


 あ、食料や水分はリュックに詰めて持ってきた。

 国が色々支給してくれたからな。

 助かった。念のため2日分だ。


 戦闘時はリュックを下ろして戦う感じだな。

 なろうでお馴染みのアイテムボックスが欲しいところだ。


 10分後進んで行くと新たなモンスターを発見した。


 砂の人形っぽいやつ…サンドゴーレムとかでいいか。

 身長は同じぐらい。


 今更だけど隠れる場所ないな。

 狼程度なら強化活性使わなくてもいけそうだが。


 お?気づいたみたいだな。


 ……動きおっそ!

 いや100メートルで言うと11秒ぐらいなんだがなぁ。


 身体能力もインフレを始めてるからな。


 とりあえず取っ組み合いしてみますか。


 「オラッ!」


 クッソ、力は強いな。多分俺よりも強い。


 だが…


 「!?」


 「人間舐めんな!」


 足元がお留守だよ!

 声どころか表情もないが驚いたことは雰囲気で察した。さてはコイツ脳筋だな?


 蛮勇のナイフを構える。

 コイツ相手には対して効きはしないだろうが身体能力強化だけで十分ありがたい。


 「いくぞ!」


 勢いをつけてナイフを振り抜く。

 腕が吹き飛ぶが意に介した様子はない。


 痛覚もないみたいだな。

 非生物だから当然か。


 3分後にはサンドゴーレムは跡形もなく塵となった。比喩ではない。


 レベル上昇はなさそうだな。

 じゃあ次行くか!

ダンジョンはまだまだ始まったばかり


 追記

 国からの支援物資についての補足をしました。

 教えてくださった方ありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 対ゴーレムの部分 「ナイフを振りかぶる」 だけだと、持ち上げただけです 「ナイフを振り抜く」 もしくは 「ナイフの柄を叩きつける」 の方が適切だと思われます
[気になる点] 国からの物資の支援はないのか……
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