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14話 調整とは?

日刊が9位になりました!ありがとうございます!


 「で?あんな人外みたいな身体能力になったと。」


 「ウッス…」


 「何にも気づかなかったんですか?」


 「ウッス…」


 現在の場所は警察署の取り調べ室。

 カツ丼はない。昼食ったばっかだから入らんし。


 それにしても、こんなにお世話になるなんて思わなかったよ。

 人生でもトップクラスでお世話になりたくはないからな。

 別に悪いことした訳じゃないんだがな。


 「にしてもあそこまで身体能力が上がるんですか…

 これは…不味いですね。」


 「そうなんですか?」


 「具体的に言うと民間の方からダンジョンに勝手に入るといった事件が発生するでしょうね。

 帰還すれば超人になれる!って。」


 あー、確かに危険がまだ伝わってないからな。

 確かにそうなるのも頷ける。


 ダンジョン経験者の俺から言わせてもらうと止めといた方がいいよマジで。


 楽しかったんだけどそれと同じくらい精神的にも肉体的にも疲れる。


 楽しかったけど。


 「国際情勢も変わるかもしれませんね。

 全ての人類が今のあなたの強さになるだけで今の兵器の半分は意味をなさなくなるでしょうから。」


 確かに弾丸なら即死しない限り今の俺なら大丈夫そうだな。


 「もしかして俺なんかやっちゃいました?」


 「やっちゃいましたねー…」


 その返し方は初めて見た。

 国際情勢に影響あたえちゃったんだからなんかやったで済まされない感じはある。


 反省はしてない。

 後悔もしてない。


 「顔も割れてますししばらく外歩けないと思った方が良いですよ。」


 「新聞記者の方いましたしね。」


 「呼ばない方が良かったですかね…」


 何か一気に雲行き怪しくなってきたな…

 さて、これからどうしたもんか…


 当面の資金はあるが…


 「そこでお願いなのですが…」


 「ん?何でしょう?」


 急に改まってどうしたのだろうか。

 もしかして有名人だからサイン?


 サインか?サインなのか!?

 厨学生時代教室で練習したサインが今輝くのか!?


 「あなたにダンジョン探索をお願いしたいのです。 現在最も日本で腕が立つ、貴方に。」



 …マ?


 「もう一般人へのダンジョン開放は避けられないでしょう。

 なら、出来る限り安全性を考慮した上で開放したいのです。

 国からの依頼なので報酬も多額ですしドロップアイテムも換金させていただきます。

 ですが、なるべく輝石が小さいところを選ぶとはいえ命の危険ももちろんあります。

 それを踏まえてご検討いただけないでしょうか?」


 …めちゃくちゃ好条件だな。

 特にダンジョンドロップを交換してくれるのか…


 ヤッベ、どうしよう。


 めちゃくちゃ行きたい。

 危険だけど楽しいのよダンジョンって。


 危険なのもマグロ漁だと思えばあら不思議。


 なんかいける気がしてきた。




 「行かせてください。」


 気づいたら口から言葉が出ていた。

 自分がここまでバカなんて思わなかった。


 でもめちゃくちゃ気分良い。


 「本当ですか!?ありがとうございます!

 では早速日程の調整をしましょう!」


 「ズバリ……?」



 「ズバリ……明日です!」



 …調整という言葉をご存知で?


面白かったらブックマーク、ご感想よろしくお願いします。


 Twitterでも更新報告などしてるので宜しければ是非見てやってください。


 https://mobile.twitter.com/@ibuibu330

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