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13話 いつから俺はこんな風に

ランキング20位まで上がってるぅ!


 ……見たことない天井だ。


 あぁ、そうか。警察病院に入院したんだっけ。


 別に体が不調って訳じゃないんだがな。


 むしろ今はすこぶる調子が良い。

 過去最高のコンディションだな。


 別に何かする訳じゃないけど。


 霧がかかっている思考が迷走していると看護師のおばs…お姉さんが声をかけてくる。


 「あ!お目覚めになられましたか?」


 「はい。おはようございます。」


 「といってももう11時なんですけどね。」


 「え!?」


 スマホを確認すると確かに11時を越していた。


 えーと確か8時には寝たから…15時間!?


 そんなに寝たことないんだが。


 「あー、とりあえず朝ごはんは大丈夫です。」


 「わかったわ。後、息子が起きたら1時半に外に出て来てくれって。」


 「息子…?あ!飯田さんのお母さんですか!?」


 まさかの繋がりだな。


 「そうよ!てわけでよろしくね!」


 面影あんまり無いな。

 幸薄系イケメンの飯田さんと嵐のようなお母さんか。

 逆に想像しやすいな。

 

 それからはスマホをいじったりしながらのんびりと過ごした。

 

 


 「いただきます。」


 今日の昼はカレーか。

 正直警察病院って冷たい食べ物が出ると思ってた。

 めっちゃくちゃ失礼だな。


 普通にうまいしあったかくて良いな。

 栄養バランスも取れてるし。




 「こんにちは。」


 「飯田さん達ずっと待っててくださったんですか?」


 「いえいえ。別に待ってないですよ。」


 なんか、そのセリフ男に言わせてしまって申し訳ない。


 ちなみに飯田さん以外にも十数人の人がいる。

 単純に興味があったり検証したりする人たちだ。



 「それでは身体能力検査を行いましょう。

 種目は100メートル走、幅跳び、砲丸投げです。」


 「懐かしいメンツですね。」


 ダンジョン内で測った100メートル走以外は高校以来か?


 「まずは100メートル走からです。準備は?」


 「いつでもお願いします。」


 「では…よーい、ドン!」


 体を爆発させるかのように飛び出し瞬く間にゴールする。



 「「「「え?」」」」


 …ゑ?

 昨日俺こんなに早かったか?


 「タイムは…4秒21です!?」


 「「「「は!?」」」」


 どうゆうことだ?


 「なるほどここまでですか…」


 「昨日ダンジョンで測った時は8秒ちょいだったんですけど…」


 「もしかしたらですが、レベルが上がると身体能力が強化される。そしてそれは睡眠中に起きるのではないでしょうか?」


 「確かに今日は異常に睡眠時間が長かったですね…」


 それに体が作り変わっていくような感覚もあったな…


 「とりあえず他二つもやってみましょう。」


 結果

 幅跳び  17メートル42


 砂の部分を飛び越えアスファルトと衝突。無傷。


 砲丸投げ 58メートル93


 飯田さん曰くフォームはかなり悪いとのこと。



 


 その後に強化活性を使用すると…




 100メートル走 1秒79


 リアルで風になった。


 幅跳び    41メートル11


 進行方向にいた人と衝突しかけた。


 砲丸投げ  不明


 本気で投げると敷地内超えそうだったので断念。

 100メートルは堅い。


 

 いつから俺はこんな4分の3人外みたいになったんだろうか。サバイバーの職業についた時か。


 「ははははは。もうどうにでもなれー。」


 「今すぐ上に報告を!」


 「スクープだ!本社に連絡を!」


 なんかまわりも大騒ぎだし。


 飯田さんそんな目で見ないで下さい。

 分かってます。


 今日も事情聴取やってこう!


 

今日から学校なので一本が限度かも…

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