12話 そんなに儲かるのか…
本日2本目ゴー!
「なるほど…そんなことが…」
現在警察署で飯田さんに取り調べを受けている。
…字面だけ見ると犯罪者じゃねぇか。
まぁ狼を撲殺してるしあながち間違いでもないけどな。
「自衛官が安全に突入可能だと思いますか?」
「そうですね…安全を考えるとボス戦を考えないなら二人いれば大丈夫でないでしょうか。
ボス戦を考えるなら安全は保証できません。」
当たったら終わりだからな。
人数でどうにかなる問題じゃない。
なんなら統制が取れなくなってより被害が増えるかもな。
「それでは健康確認のため今日は警察病院に泊まっていただき明日検査をするのでよろしいでしょうか?」
「はい。」
会社は…連絡しておくか。
多分もう終わったと思うけど。経営的な意味で。
えっと…警察病院に泊まるので明日はお休みを取らせていただきます。と、これでよし。
こっちも字面ヤバいな。
「じゃあ移動しましょうか。」
時計の針は5時を回っている。
結構取り調べに時間かかったな…
「あ、そういえばこいつどうなりますか?」
コイツとは蛮勇のナイフのことだ。
見せたところ
一応上の判断を聞いてみる。
とのことなので承認待ちだったのだ。
流石に危険だからな。
銃刀法に引っかかるか微妙だし。
しかもダンジョン産。もう爆弾よりも危険。
「大丈夫だそうですよ。
ただ、一応無闇矢鱈に持ち運びはしないでほしいとのことです。」
良かった。
今後も使うことがあるかもしれないからな。
……ダンジョンで使うか?
「あ、査定金額が出たそうですよ。」
「え!?もうですか?」
ダンジョンで得たものは全て国に売却した。
査定はもう少し時間がかかると思っていたのだが…
「ゴブリンの角が3点で1200万円。
黒狼の牙が2点で1000万円。
最後にキングゴブリンの角が一点で2500万円になります。」
………………はっ!?
意識が飛んでた。
マジかよ…ダンジョン素材ってそんなに儲かるのか…
「あくまで現時点での金額ですけどね。
現在この地上にあるのはこれだけですので。
むしろこれでも少ないと思いますよ?」
なるほどな。
ダンジョンいいなぁ。
…そうかこんなにか…
あれ?俺今無職だよな?
これは…本格的に考えないと不味くないか?
夜は警察病院での飯だった。
アジフライ久々に食ったな。
好きなんだけど作るのは面倒なんだよな…
とりあえず今日はもう疲れたし寝るか…
8時に寝るなんていつ以来だろうな。
明日は脳筋と会えるだろうか。とりあえず殴ろう。
夢ではパイセンに囲まれるっていう悪夢を見た。
やめろー!そんな臭い体で迫ってくんな!
そして自分の体が書き換えられてくような感じがした。
でも嫌な感じはしなかったな。