8話 ボス戦上
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皆さんありがとうございます!
「ボスは…あああいつか。」
奥に佇むはでかいパイセンだった。
体長は…3メートルはあるな。
王冠つけてるからゴブリンキングってヤツか?
そして手には…
「あかんヤツや。ホンマにあかん。」
大剣が握られていた。
やばいって!
あんさん惨殺はR18入りするからやめろってあんなに言ったやないか!
「ガァ?ゴゥァ!」
ぎゃあ!?こっちにきやがった!?
「て、逃げれねぇじゃねえか!」
入ってきた扉はいつの間にか閉じていて完全にここは密室。
男とゴブリン。ダンジョンの最奥。
何も起きないはずはなく〜
「そりゃ剣振るよな!」
咄嗟に強化活性ををして前転するような形で横薙ぎに振われた剣を避ける。
「喰らえ!」
棍棒はパイセンキングの心臓部に直撃し…
「まさかのノーダメかよ!」
ウッソだろ、これ防御ぶち抜ける気がしないんだが。
ゴブリンキングが縦方向に剣を振る。
「ガッ!」
と思いきや横跳びで避けた俺目掛け無理やり軌道を横薙ぎにする。
え?やっばい!?コイツ知能もあるんかよ!
パイセンのくせに!
「いってえ!?」
あっぶねぇ、峰の部分じゃなかったらお陀仏だったぞ!?
それでも骨が一本ぐらい逝ったなこりゃ。
「コナクソ!」
ヤケクソだ!
狼の牙を投げつけると目の部分にクリーンヒット。
お!?俺ダーツの才能あるんじゃね?
「今だ!」
全力であいつの足を集中攻撃する!
え?卑怯?
ダンジョンはそんな甘い考えでは生きていけないのだよ。
「グギャグギャッ!?」
ゴブリンキングがいきなり暴れ出す。
いわゆる怒った状態に入ったゴブリンキングは剣をガムシャラに振り回し…
「え?」
俺の目は宙に舞う自分の左手を映していた。
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