00.プロローグ、01.運命の日の、前日
小説制作初心者…というかこれが人生初の小説です。
「こんな小説があったらいいなあ」という感じで書いていますので、絶対的に、全体的に拙い文ですがご了承ください。
厚かましいとは思いますが、もし、もしも「続きが気になるかもしれない」とか「もっと面白かったらなぁ」とか思っていただければ幸いです…!
そう思っていただけたならば、ぜひとも助言、アドバイス、誤字報告、いやもうなんだって構いません!書いていただけると嬉しいです!自分にできる全力で活かします!
竜とは、すべての魔物の頂点に君臨する、魔物達の王である。
神話においては神や人間と敵対し、暴虐の限りを尽くした。
今なお、この戦いは続いている。
この戦いが終わらないのはなぜか。
それはひとえに、竜―――すなわちドラゴンたちの戦闘能力が恐ろしく高いからだろう。
彼らは人間と違い、それぞれの個体が生まれ持った武器を用いて戦う。
或る竜は豪炎で焼き尽くし。
或る竜は風の刃で切り裂き。
或る竜は全てを凍てつかせ。
すべてのドラゴンを合わせても数百匹程度のドラゴンだが、人間と数の違いはあれど、それぞれがそれぞれに、一騎当千の力を持っていた。
一騎当千が数百匹もいればどうなるだろうか。
もはや測ることなどできまい。
しかし…
推定で三万人ほどの人間たちの軍が敵うはずもないことは、火を見るより明らかだろう。
余談だが、神が人々に「紋章」の力を与えたのにはドラゴンが関わっていた、という説も存在する。
人それぞれに「紋章」の能力が違う所も、ドラゴンの「個体ごとの武器」と似ていて、興味深いところである。
話を戻す。
ドラゴンとは、人智を、いや神智を超えた存在である。
―――魔物図鑑・竜篇 導入
◆◇◆◇◆
子供の頃…
この図鑑の挿絵を見て、―――5歳の語彙力では―――例えようもないほどの竜の美しさに魅了されて、思わず言った。
「おかーさん、ぼく、しょうらいはドラゴンになりたい!」
その時の母は、いかにも微笑ましいといった感じで、
「そう。頑張るのよ〜」
と返した。
当時の母は、これっぽっちも考えていなかっただろう―――
―――まさか、この言葉が、現実になるなんて。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
十四歳の誕生日の、前夜。
「早く寝るのよ、リント」
「う、うん、分かったよ。おやすみ、母さん」
しかしそんなことを言われても、僕が眠れるはずもなかった。
なぜかというと…
人は十四歳になって成人すると、利き手の甲に何かを象った痣が現れることがある。
人によって形の違うその痣は「紋章」と呼ばれ、火の形の紋章を持っていれば、火の魔法が使えるようになる。剣の形の紋章を持っていれば、剣を自在に操れるようになる。
紋章とは、その人の戦闘スキルのことなのだ。
ちなみに、「剣の紋章を持っている」ことが入学条件の学校もあったりするので、紋章はそれを持つ人の人生を大きく変えることもある。
紋章はそれを持つ人の人生を大きく変えることもある。
それが寝て起きたら決まっているというのに、誰が眠りにつけようか。
そう。
僕は、自分の紋章が気になって眠れなかったのだ。
…自分の紋章はなんだろう。
火魔法がいいかな。それとも氷魔法?剣とか槍みたいな武器系の紋章だったら、みんなのヒーローって感じになれるし、それもいいなあ。でもやっぱり、魔法系が自分には合っているかなぁ…
更けていく夜の中、そんなことをずっと考えていると、だんだんと睡魔が襲ってきて…
いつの間にか、目を閉じて、眠りについていた。
…
…
…
朝になって、起きようとした。
僕は、外にいた。
あれ…?家の中にいたはずなんだけど…?
もう一度書くのもあれですが、
厚かましいとは思いますが、もし、もしも「続きが気になるかもしれない」とか「もっと面白かったらなぁ」とか思っていただければ幸いです…!
そう思っていただけたならば、ぜひとも助言、アドバイス、誤字報告、いやもうなんだって構いません!書いていただけると嬉しいです!自分にできる全力で活かしますので!
更新は不定期ですが!