異世界食堂
メガテン最高
遂が起こった二時間後。
俺たちは、緊急事態に陥っていた。
腹が減っていた。
この世界の時間帯だと、昼の二時くらいだろう。
でも異世界時差ボケが発生している俺たちの体内時計は、七時だ。
ちょうど飯時。しかも、いろいろあって疲れているせいか、余計におなかが減っている。
「腹減った。どうしよう」
「私も、てか私に聞かないで。私も知らない」
「ほら、異世界系好きだったじゃん。こういう場合どうしたらいいかとか知らない」
「そんな細かいとこまで覚えてない」
ため息をつく。カバンの中に入ってあるお菓子はいざというときに残しておきたい。それは、由美子も同じだった。
「ちょっと外出てみようぜ」
「そうしようか」
このまま呼ばれるのを待っていたら、餓死してしまう。餓死は言いすぎだけど。
廊下に出る。
廊下は広く、そして長い。迷子になりそうだ。
学校の廊下より広いな。
床にはつるつるとした大理石みたいなものでできている。
適当な方向へと歩いていく。迷子になっても案内してもらえば問題ない。
五分くらいうろうろしていると、一人のメイドにあった。
「あのすいません。」
メイドは振り向くと、驚いた様子でお辞儀をする。
「何の御用でしょうか、勇者様。」
メイドは丁寧な口調で返事をする。
「あの、おなかがすいたので何か食べものとかないですか?」
「かしこまりました。ご案内します」
俺たちはメイドについていく。
「変な時間帯にご飯とか言ったら迷惑だったかな」
由美子は心配そうに話しかけてくる。
「大丈夫だろ。勝手に召喚したのは無効なんだし。飯ぐらい食わせてもらわないとわりに合わない」
「まあ、そっか」
起こった二時間後。
俺たちは、緊急事態に陥っていた。
腹が減っていた。
この世界の時間帯だと、昼の二時くらいだろう。
でも異世界時差ボケが発生している俺たちの体内時計は、七時だ。
ちょうど飯時。しかも、いろいろあって疲れているせいか、余計におなかが減っている。
「腹減った。どうしよう」
「私も、てか私に聞かないで。私も知らない」
「ほら、異世界系好きだったじゃん。こういう場合どうしたらいいかとか知らない」
「そんな細かいとこまで覚えてない」
ため息をつく。カバンの中に入ってあるお菓子はいざというときに残しておきたい。それは、由美子も同じだった。
「ちょっと外出てみようぜ」
「そうしようか」
このまま呼ばれるのを待っていたら、餓死してしまう。餓死は言いすぎだけど。
廊下に出る。
廊下は広く、そして長い。迷子になりそうだ。
学校の廊下より広いな。
床にはつるつるとした大理石みたいなものでできている。
適当な方向へと歩いていく。迷子になっても案内してもらえば問題ない。
五分くらいうろうろしていると、一人のメイドにあった。
「あのすいません。」
メイドは振り向くと、驚いた様子でお辞儀をする。
「何の御用でしょうか、勇者様。」
メイドは丁寧な口調で返事をする。
「あの、おなかがすいたので何か食べものとかないですか?」
「かしこまりました。ご案内します」
俺たちはメイドについていく。
「変な時間帯にご飯とか言ったら迷惑だったかな」
由美子は心配そうに話しかけてくる。
「大丈夫だろ。勝手に召喚したのは無効なんだし。飯ぐらい食わせてもらわないとわりに合わない」
「まあ、そっか」
案内された部屋は、二十人ぐらいが座れそうな長テーブルがあった。
案内されて椅子に座る。
由美子は向かい側に案内される。
「少々お待ちください」
メイドは外へ出た。
ドアがパタッと言う音を立てると、由美子は話しかけてきた。
「すごいね」
「ほんとに」
なんか小声になった。
広い空間に二人っきりだった。
こんな空間に鳴れていないので、二人ともそわそわしてしまう。
三十分くらい待つと、料理を持ってきたメイドが二人、部屋に入ってきた。
「お待たせいたしました」
料理が前に置かれる。そしてナプキンをつけてもらう。
肉料理が置かれる。
てか、肉料理しかない。
基本的にごっつい肉の塊が焼かれたりいろいろ調理されえている。
他と言えば、パンくらいだった。
グラスが置かれワインが注がれる。
俺、未成年なんだけど。
由美子のほうを見る。
困った表情をしていた。
なんとなくしゃべったらテーブルマナー的なものに引っかかるんじゃないかと思って、二人とも黙ったままだ。
「私たちまだ酒飲めないです。水とかないですか?」
俺ははっきりと言った。さすがに、お酒は飲めない。未成年には早すぎる。
「すいません。多分、勇者様はこの世界の常識に疎いと思われますので少しばかり進言させていただきますと、水は安全性に乏しく病気になることが多いので、それの心配がないワインをご用意させていただきました」
へぇ、そうなんだ。じゃあ、水も飲めないじゃん。
「わかりました。この世界の常識には疎いのでこれからも助言よろしくお願いします」
未成年だけど水が飲めないんじゃ、しょうがない、ワインを飲むとするか。
意を決してワインを飲む。
うん、まずい。
とにかく、肉料理を食べよう。
左手で、置かれたナイフをとる
右手で・・・ってあれ、フォークがない。どういうことだ。
「あの、フォークがないのですけれど・・・」
「フォーク?すいません。フォークとは何でしょうか?」
ん?翻訳魔術がうまく時働いていないのか?
「金属でできていて、四つくらいに足があって、さして食べる・・・」
メイドは理解できていない様子だった。
どういうことだなんて言ったらいい。
聞き方を変えよう。
「この肉料理はナイフで切った後、どのようにして食べればよいですか?」
「ナイフで切って、手で食べるのが一般的です」
手で食べるの。インドじゃないのに。なんで?
異世界だからか。まあなんか中世ぽいけど。
仕方がない。
郷に入れば郷に従えってやつだな。手で食べよう。
でっかい肉の塊をナイフで切り、パンの上にのせて食べる。
うん、変な味。
多分、肉の臭みを消すためにハーブが聞いている。
日本人にはこのハーブの独特な味が何ともまずい。
少し香辛料が効いている。
まずいな。
これが本音だった。
由美子のほうを見る。顔を見る限り、惜しいとは絶対感じていないだろう。
なんだかんだ文句はあったが、それ以外食べるものがない。
仕方ないので食べる。
とりあえず腹は満たせた。
化学調味料、最高だね
スイッチのストラップ逆につけてしまった