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なろうケイ  作者: red-panda
3/21

今後どうしよう

エヴァのRGの胴体部分完成

部屋に案内させた。

 部屋は二十畳くらいある巨大な部屋だった。

 赤い絨毯。

 豪華な家具。

 真っ赤なソファーが置いてある。肘かけはピッカピカの金色。

 キングサイズのベッド。

 超高級ホテルばりの部屋。

 


「すげぇ」


「やばいね」


 語彙力のなさがにじみ出る感想しか出てこなかった。

 とりあえず落ち着くために座ろう。

 手に持っていたカバンを置いて超高級ソファーに座る。


「なんか、高級すぎて座りずれぇ」


「たしかに」


 高級だからか知らないが、背筋がピンとなって座りずらい。

 昔のソファってこんなものなのかもしれない。ほら、低反発とかいろいろ開発されているし。


 落ち着かない。

 

 窓の近くに行き、外を見てみる。

 下には大きな庭があった。緑色の芝生に覆われていた。端には花壇があり、さまざまな花が植えられている。赤、青、黄色と色とりどりに咲いている。

 太陽の上り具合からすると、昼の十二時くらいのようだ。

 ポケットからスマホを取り出す。

 十七時十三分と表示されていた。

 やっぱり、俺らが交通事故にあったのは四時くらいだったしな。

 窓を開ける。

 都会では味わえない新鮮な空気がなだれ込んでくる。

 爽やかな風。

 少し冷たいがそれが心地い。

 どうやら、季節は春の始まりか、秋の終わりごろなのだろう。

 

 少し落ち着いたので、ベッドに飛び込む。ふかふかクッションが半身を飲み込んでいく。


「あー私のベッド!」


「いやこれ俺のベッド!」


 あれ、ベッド一つしかないじゃん。


「ねえ、ベッド一つしかないんだけど」


「そうだな」


 由美子は少し悩んだが、吹っ切れた様子で口を開く。


「まあ、いっか。昔も、お泊りしてたしね」


「お前がいいんだったら別にいいけど」


 正直、この由美子と離れるのは不安だ。唯一の知人である。

 多分、由美子も同じであろう。


「これからどうする」


 これは俺の切実な疑問だった。昨日まで、進路について悩んでいたのがバカらしい。

 今は、明日のことすらわからない。

 不安。

 異世界に来れたという実感はないのに、不安だけがある。


「アニメだと私たち無敵でしょ」


「まあそうなるな」


「現実でもそうあるといいな」

そういえば、エヴァっていつ公開するんだろう

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