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川津抗争 終戦

くっそ。俺の[優雅舞]が中々効かねぇ。《銀鋭桜》もほぼ弾かれてしまった。銃は《不撃之舞》で避けることが出来たが、先程の攻撃で半分が負傷し数名が死亡したというのだ。許せねぇ。絶対に。


飛んでくる銃弾に応戦する者はもう20名程しかいない。しかも、あの時すぐ、土嚢から出た戦闘部訓練生は全員が負傷。残る訓練生は俺しかいない。俺ががんばらないと。


くそっ時間さえ稼げれば…昔、本で《結界》という技を見たことがあった。使いこなせばその人の特個に合った技となる。《炎結界》《知識結界》など特個によって様々な結界技ができる。相手は500人の最強部隊。いつまでもつかはわからない。しかし、今しなければ…


「全員戦闘を辞めて投降せよ。」


そのタイミングで指示が降りる。許せねぇ。それを言うなら俺の仲間の犠牲はなんだったんだ。怒りと共に声を出す。


「全員投降はするな!!結界発動!!」


《舞踊大結界》が発動。体に想像を超える痛みが走る。結界内部からどんどんと攻撃がされる。しかし、まだ耐える。絶対に耐える。1秒が1時間に感じる程の苦痛。体が動かなくなっていく。くそっまだ…戦闘部が来るまで…絶対に…く…まけ…ない。不意に肩を叩かれる。


「もう大丈夫だ。任せろ。」


大丸教官の声。気力が一気に抜け視界がブラックアウトした。


____________


くっ、目が覚めるが激痛で体が動かない。


「ダメです。大動脈の損傷で輸血が必要です。」


「誰か輸血できる人は居ないのか!?」


「戦闘部医療班の皆さん。ありがとうございます。ここからは指揮は僕がとります。輸血は俺とこの方々のの血を使ってください。」


「戦闘部雷門司令!?」

隣には見た事のある青い目の男の人。更に10名ほどが控えていた。


「ありがとうございます!!輸血必要者は1人。望月実習生です。皆様注射器を!!」


「了解した。取血が完了したら戦闘と医療にまわってください。」


もう、もたねぇ体がクラクラする。また静かに目をつぶる。


………………。


目を開けるとベットの上にいた。体がずーんと重いのを感じた。まだ立てる気はしない。ふと自分の状態を知ろうと壁にかかった鏡を見る。


鑑定

-個体名 -

望月 優馬

-状態-

急強化による体の構築中。

-特殊個性-

[正義感] 守護系武器の創造 能力上昇

[特質級青聖眼] 鑑定 解析 状況判断 全体把握 知識答案

知識吸収

[戦闘之鬼] 戦闘の動きの最適化 武器創造

武器使用能力向上 超回復 類似能力学習

…は!?何だこの強化。…まさか輸血!?


-鑑定-

輸血による特殊個性の獲得。不可能に等しいが、0.00000000003%程の確率で順応する可能性がある。一番量の多かった[純青聖眼鬼]の血により独立した特殊個性へ。他の戦闘系特殊個性は混血により、1つにまとまっているが、一時的な物である。ちなみに特殊個性を2つ以上持つのは異例である。


「おぉー目が覚めたか?大丈夫か?」


「教官!?」


「大丈夫か?体は動くか?」


体は簡単に持ち上がった。超回復が聞いていたようだ。そのタイミングで冴え渡った感覚が消えた。[戦闘之鬼]が消滅してしまったのであろうか。もう一度鏡をみてみる。


鑑定

-個体名 -

望月 優馬

-状態-

急強化による体の構築中。

-特殊個性-

[正義感] 守護系武器の創造 能力上昇

[特質級青聖眼] 鑑定 解析 状況判断 全体把握 知識答案

知識吸収

[学習鬼] 完全理解終了後の能力獲得


-鑑定-

[戦闘之鬼]は身体完全適合の為にほとんどの能力を削除し[学習鬼]と変化。この変化が無かった場合、細胞の崩壊による死の可能性あり。


なに!?じゃあ実質命救われたんか!?こえぇ…


あ!そういえば斎藤は!?

「いやぁーん、もうむぅりぃー♡」

横のベッドから、だらしない声がきこえる。


「良かった2人とも無事でな!あぁ、よかった!」


「教官!体に2人とも異常は見られません。」


「ほぉ?よし、たてぃ!!訓練じゃあ!!!」


…え!?


____________

「なぜ撤退命令をだした?」


重々しい雰囲気で身に覚えの無い言葉がきこえる。


「たまたま田沼基地に移動速度上昇系の特個を持っている隊員がいたから予想より速くこれた。だが予定どうりになっていたら川津基地は壊滅していたぞ!!!しかも段階を踏まず前線に居る者の後退を待たずして!!!」


全くそんなことはしていない。なぜ咄嗟の判断で一生懸命指揮をとった俺が責められるのか分からない。怒りに身を任せ逃亡を測る。こんな組織抜けてやる。部屋を飛び出し、門をでる。追っ手が迫る。しかし持ち前の眼で見事に死角にはいる。その時だった。


「うーん使えないかな?もういいや。」


眼で認識出来ぬ速度。口に布。意識が遠くなる…。




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