階級
設定を付け足す為にかなり強引です。
高校編はおまけみたいなものなんで、ここから、話を本格的にしたいとおもってます。
俺は避難誘導に従い、いつものように、防御結界がはられた地下施設にむかう。
「はぁーまた抗争かよ。多いんだよ、最近。あーうぜぇー」
「あれらしいよ、ここの高校、自由隊基地に隣接してるでしょ?そこに最近、努力国民委員会にとってまずいものがあるらしい」
「えーまじぃー?こっわ」
そんな会話を小耳にはさみつつ俺は同じく自由隊入隊希望で最近仲良くなりたての雄心の元へ行く。
「おぉー雄心元気か?」
「いやいやいやいやいやいやいやいや、だって聞いて!?
聞いてよ!?耳の穴かっぽじって更に頭から耳生やして聞いて、おれら授業、今体育で長距離走ったんだぜ!?
やっと給食にありつけると思ったらよ!?避難よ!?
くわせろぉよぉーーー!!!」
うん?ごめんちょっと突っ込ませてちょっと
…耳生やすってなんだよ
すらっとした体型でご飯ご飯って何をいってんだか…
2時くらいになり放送が流れる。もう雄心は ご は ん の3文字しか喋れなくなっている。
『抗争終了。生徒達は教室に戻り30分待機とします。』
「30分もご飯たべらんねぇのかぁ!!!!!」
「うっるせぇ」
金城副司令に思いっきり頭を叩かれている。あいつは頑丈だから大丈夫だろう。副司令って結構偉い人だよ!?叩かれるって相当だぞ!?
自由隊の歴史についての授業は偏見や間違いの無いよう
講習を受けた教師三公の階級以上の者のみと限られており、ここにはたまたまそれで業務部の金城副司令が来ていたのだ。業務部のナンバー2である恐ろしいっ。
知識をちょっとひけらかすと
自由隊の階級は 総司令 がトップにありその次に
隊立学校の生徒を教える業務部
経済面で支える経済部
抗争、護衛などを行う戦闘部
3つの部の 司令 副司令 がおりその下に位の高い順から
教師総監 教師一公 教師二公 教師三公
教師士長 教師一士 教師二士 教師三士
一等教師 二等教師 三等教師 教師教育実習生
とある。ふっふん伊達に自由隊目指してる男はちがうだろぉ?おっと俺のうざうざタイムはいいとして、
窓の外には惨状がひろがっている。戦闘部治療班が治療にあたっている。
後に担任の先生が教室にはいってくる。ちなみに担任の先生は業務部教師三士である。
「すまん。今日は抗争の被害が大きい。今日はひとまず帰宅だ。」
『いえーーーい』
「えー宿題は…」
『おいおい自由隊だろー!だすなってぇー先生ー』
「こらっあいつらの宿題と一緒にすんな。あれは自分の苦手な所をしたくても、無理矢理範囲決めて出すクソ野郎だ。この宿題は自分の苦手なところを3ページしろと言うものだ!!分かったかぁ!!!」
『はぁーい…』
宿題にテンションを下げつつ帰宅の準備を始めた。
「おー望月ー!一緒帰ろーぜ。」
翔に声をかけられる。こいつも最近仲良くなった自由隊入隊希望のやつだ。
「おお、いいぜ。かえろー」
後にこの2人は俺の同期として一緒に戦うことになるのだ。
その5ヶ月後俺は自由隊への入隊を果たした。
読んで頂き感謝いたします。