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夢を守る 自由隊

図書館戦争ファンだから少し寄ってしまう部分があるかも知れません。パクりぃ!!!と言わずゆっくり見て頂けると嬉しいです。

世界で[特殊個性 通称:特個 ]と呼ばれる物が発見された。

それは遺伝子に組み込まれているもので現代科学では証明の

出来ない現象だった。初めに発見された特個は[努力症]と呼ばれ他の人にその人が出した課題をさせると課題を受けた人がその努力に見合わぬ程の成長を受けるといったものだった。


そして、後に分かった事だが今まで才能と呼ばれていたものも特個であった。初めは気味の悪い奴だと激しい差別を受けていた特個を持った人々だったが時代の流れと共に特個を持った人は増え今では、全人口が大小はあるが特個を持っていた…。


成学8年

元号が変わり8年が経つ。そんな事はいいとして俺は残念な事に宿題をしていない。俺は昨日の夜自分の夢である自衛隊の本を見つけ、それを読み込んでしまった。悪気は無かったが人を救い、国民の為に苦しい思いをしていつも笑顔を振りまくそんな姿にうっとりしてしまっていた。


元号が変わるころから宿題についてかなり厳しくなったと聞く。しかし、夢を追っていたと説明し明日までに出すと伝えれば、きっと先生も分かってくれるだろう。そう信じて学校へ向かった。


「…先生。すいませんでした。将来の夢についての本を見ていて…」


その瞬間、先生の顔色が変わった。俺は少し背中に悪寒をかんじた。どたどたと廊下から足音がきこえる。


「こちらは努力国民委員会だ!!!国民宿題法4条 学校生徒の宿題令に基づき、望月 優馬 貴様を少年宿題院に入れさせて頂く!!!」


俺には訳が分からなかった。服を着た大人に俺は無理矢理引っ張られる。抵抗しようとした俺は 特個[正義感] を発動した。いつもより思考力、純粋な力も上がる。俺を掴んでいる男を突き飛ばし、俺は抵抗した。


「動くな。」


奥で見ていた奴の声で体が上手く動かなくなる。


「はっはっは、無駄だ、抵抗するな。貴様は既に罪をおかしている。特個[法罪裁]に逆らえると思うなよ。」


くっそ、動かねぇどんどん外へ外へと俺は連れられている。

クラスの人達は全員何もないかのようにしている。恐らく認識阻害系の特個が使われているのだろう。くそ悔しい。俺は心のそこから、夢を追うよりも宿題が優先か!!!と叫んだ。その時だった。


「自由隊だ!!!宿題対抗を執行する!!!さあ君こっちにきなさい!!」


その瞬間、自由隊を名乗った4人組は俺を掴んでいる男2人と見張っていた1人に掴みかかった。俺の体も急に軽くなる。

恐らく[法罪裁]は法をおかしている者に適用されるもので、自由隊も何かしらの法のもとに俺を守ってくれているからその効果が消えたのだと思う。


目の前では激しい戦闘が始まっていた。自由隊の1人ははどこから現れたか分からない鎖を振り回し、[法罪裁]を持った男を縛りつけている。残りの3人はそれぞれ、蛇が暴れ、巨人化し、後1人は 青く輝く目で相手の攻撃を華麗に避けている。


蛇に体が黒く鉄のような材質になった男が掴みかかり、それを3mを超える男が引き剥がしぶん投げる。青い目の人は的確に指示をだしているようだ。


「くっそこれでもくらえ!!!」


相手の1人が紫のガスを口から出す。蛇使いは危険を察知し後ろに飛んだが巨人化した男はそのでかい体からか反応が遅れ、ガスを食らう。息は止めていたが身体中傷だらけになった。

「あ…ぐぁ…」

どうやらガスの中に細かいトゲがはいっていたようだ。

その時気づいた。彼は反応が遅れたのではなく後ろにいる俺を庇うように立っていることに。


その隙をつき自由隊の1人は鎖で残り2人を一気に巻いた。

そうして自由隊の人達は3人を鎖で巻いたあと、ボロボロになった体のまま、こちらにきて


「大丈夫?怪我は?」

と俺に聞きながら相手の治療をしていた。これは正しく俺が想像していた自衛隊と全く同じ我が身を持って人を救う。そんな姿に見えた。

読んで頂き感謝いたします。

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