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覚悟を決めろ!

 完成したレジャー施設、今日がオープンの日だ!


「おぉ! すごい人だな!」


「そうね! このレジャー施設の完成に少しでも関われたから嬉しいわね♪」


「ああ! 馬車も順調に動いてるみたいだし良かったよ!」


「そうね♪ ただ、私達の人形っていうのが気になるけどね……」


「それに関しては俺はもう気にしない事にしたよ、ただジュリには何かしら仕返ししてやる!」


「あんまりヒドイ事したらダメよ? ……ほどほどにしときなさい」


「ああ、それじゃあ今日は遊ぶぞ~!」


 レジャー施設にはデパートやレストラン、そして遊園地など色々入ってるので、1日で全部見てまわるにはちょっと無理があるので、今日はソフィアはアクセサリーが見たいと言うので、それに付き合い、その後に遊園地に行くことになった。


「こないだ私の人形を聖剣突きしたらネックレスが壊れちゃって、新しいのが欲しかったのよ♪」


「ネックレス壊すって……どんだけ暴れたら壊れるんだよ」


「私だってわからないわよ! あっ! これ可愛い!」


 ソフィアが見ていたのは、カーネーションの花が小さく描かれたネックレスだった。


 値段は……よし、これなら!


「ソフィア、それがいいなら俺がプレゼントするよ! いつも世話になってるから、これぐらいさせてくれないか?」


「えっ!? ハル……でもこの間も誕生日だってプレゼントくれたばっかりじゃない?」


「何言ってるんだよ、誕生日は誕生日だろ? それとは別だよ! 俺の日頃の感謝の気持ちって事にしといてよ!」


「ハル……じゃあお言葉に甘えて買ってもらおっかな?」


 そして会計して戻ってくると、ソフィアは指輪をジッと見ていた。

 あれはペアリングか……


「ソフィア、ほらこれ!」


「ハルありがとう♪ 早速つけていいかな?」


「ああ、いいよ! ちょっと後ろ向いて、つけてあげるから」


「本当? ハル、今日は何だか優しいわね?」


「何言ってんだよ! いつも通りだろ?」


「ふふふっ♪ そうだったかしら?」


「いいから、ほら!」


「ふふっ♪ ありがとうハル! どう? 似合う?」


「すごく似合うよ!」


「ふふふっ♪ 大切にするね♪」


 すごくゴキゲンなソフィア、喜んでくれたなら良かったよ。


 それから色々見て回って、次の遊園地に移動する事にした。


 遊園地に着き、2人で見て回ってると


「コン太ちゃん! 次あのジェットコースターに乗ろう♪」


「コン太くん♪ あのコーヒーカップ乗りたいな♪」


「コン太くん! 私と一緒にレースしない?」


「コン太さん! 何ですかあのお馬さんとかがくるくるしてるのは!」


「みんな! ちゃんと順番を決めるでござる! 仲良くするでござるよ?」


「「「「はーい♥️」」」」


「コン太くん、大変そうね?」


「ああ、でも楽しそうだからいいじゃん♪」




「ジュリちゃ~ん! 待ってよ~!」


「ふふ腐! お化け屋敷に入ってくあの男の子達を見に行くです~!」


「……」


「ジュリ……」


 あいつ、違う楽しみ方してるじゃねーかよ!


 男の子達! 後ろに不審者がいるぞ~!


 みんな色々楽しんでるな! 父さんと母さんは映画を見てからアツシさん達やシズネさん達と合流してレストランに行くって言ってたし。


「お姉ちゃ~ん! 次はあれ乗りたい!」


「ほら、リク! 走ったら危ないよ!」


「お姉さま! 楽しいね♪」


「そうですわね♪ カイは次どれにしますの?」


「姉さん……はしゃぎ過ぎだよ!」


「だって……クウと出掛けるなんて久しぶりで嬉しくて……」


「泣くなよ姉さん…… 俺も悪かったし、姉さんが家から出てくなんて思わなかったから……」


「心配かけてごめんね? さあ今日は楽しみましょう? 次は?」


 あれは姉ちゃんの友達でノインさんとニナさんだ、あとはチージョ……じゃなくてフィオさんか! 弟さんと仲直りしたんだな!


「……みんな楽しそう」


「うわっ! 姉ちゃん!」


「……私もハルと遊びたかったけど、今日はソフィアに譲る、今度一緒に来ようね?」


「分かったよ、姉ちゃん」


 そして……最後に俺達は今観覧車に乗ろうとしている。


 これは……ネイトさんが言ってた……




 そして……最後に私達は今観覧車に乗ろうとしている。


 ネイトさんの奥さんやアレンさんの奥さんにも言われたし……今日は頑張れ! 私!




 観覧車に乗った俺達。

 ただ乗り込む前からずっと無言だ、ソフィア! 何かしゃべってくれよ! そして、段々頂上に……




 観覧車に乗った私達。

 どうしよう、何て言おう……段々恐くなってきた……やっぱりやめようかな? そして、段々頂上に……



「「あの!」」


「ソフィア?」


「ハルこそ何?」


 覚悟を決めろ! 俺!


「ソフィア…… 俺な? だらしなくてやる気なくてめんどくさがりだろ?」


「えっ!? そ、そうね……」


「でもこうやって働いたり、人の役立つ事を少しでもしたり出来るのは全部ソフィアがいるからなんだ」


「ハル……」


「ソフィアに誉められたい、認めてもらいたい、そしてソフィアに喜んでもらいたい、全部ソフィアがいてくれるからなんだ!」


「……」


「ただ……それはソフィアが教育係だとか、怒られるとかじゃなくて、ソフィアに俺が一人前の男だと思われたいからなんだって気付いたんだ!」


「うん……」


「一人前の男になったとはまだ思ってないけど、やっぱり俺……」


「ハル?」


「ソフィアは俺の事を子供か弟ぐらいにしか思ってないかもしれない、でも俺はソフィアの事を1人の女性として好きなんだ!」


「ハル!?」


「いつか男として見られるように頑張るから、それまで俺を……恋人として見守ってくれないか!?」


「……ハル、私……」


「ソフィア……」


「ホントに? ホントに私でいいの? 口うるさいし、思い付いたら周りが見えなくなって暴走するし、それに何百年も前に生まれたおばさんだよ? 後悔しない?」


「おばさんって……俺と見た目はそんなに変わらないだろ? それにソフィアしかいないんだ! ソフィアじゃなきゃダメなんだよ!」


「ハル……嬉しい、私もずっと……封印を解いてくれたあの日からハルの事……好きになってたの」


「ソフィア」


「ハルは私を助けてくれた王子様なの! だけど私教育係だし……それでもやっぱりハルが好き! 嫌われないようにこっそり色々やってたけど、それくらい好きなの! だから……」


「……」


「こんな私で良かったら……恋人にして欲しいです!」


「ありがとう、好きだよソフィア……」


「私もハルが大好き!」


 そして観覧車が頂上に差し掛かる時……


 2人の唇が重なった。


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