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コン太のハーレム話

 どういう事でござるか?


 父さんが帰って来た夜、父さんと母さんの前で4人が頭を下げている。


 4人と言うのは、シーカ、レイナ、ミヅキ、イナホの4人だ。


 ちなみに母さんは父さんの隣に座ってニコニコこちらを見ている。


「私達はシズネさんに本当のお母さんみたいに育ててもらいました、とても感謝しています!」


「コン太くんに助けてられてから、一緒に住ませてくれて……本当の家族のように接してくれました」


 シーカとレイナが父さんに自分達の事を話している。

 どうしたでござるか? 父さんが帰って来たからって出ていってくれなんて言わないでござるよ?


「私は昔、男の人に騙されてから男性不信だったんですが、シズネさんのアドバイスでこの店で働かせてもらってからだいぶ良くなってきて……」


 ミヅキ……最近は明るくなってきたでござるよ。


「私は……昨日知り合ったばかりなので……でも、母様からシズネさんの話は良く聞いてました」


 イナホさんまで……みんな一体どうしたでござるか?


「それでみんな……どうしたんだい? 僕が帰って来たからって、今までと変わらず生活してもいいんだよ?」


「うふふっ♪ みんな、言いたい事があったら遠慮なく言ってね♪」


 父さんと母さんに言われて、4人はお互いを見合って頷き……そして……


「私達は……コン太ちゃんのお嫁さんになりたい!」


「今までは……シズネさんからコン太くんを奪ってしまうのは申し訳ないと思って抑えてたけど……お義父さんが帰って来たので、もう自分の気持ちに正直になります!」


「私は……コン太くんの優しさに触れて……だからもうコン太くん以外考えられないんです!」


「私はコン太さんのお嫁さんになるために、里を出ました!」


「だから……」


「「「「私達にチャンスを下さい!」」」」


 ええっ!? みんな、僕のお嫁さん!?


 確かにみんな、家族のように過ごしてきた。

 イナホさんは昨日あったばかりだが、可愛らしくとても気が利くいい子だと思う……


 でもだからって、何で僕でござるか?


「うふふっ♪ コン太、分からないって顔してるわね?」


「コン太ちゃんは私達がいくらアピールしてもニブくて……」


「でも嫌われてはいないと思うけど……」


「シズネさんに相談しても良かったけど、気を使われたら申し訳ないし……」


「私……出会った時から結構アピールしてたつもりなんですけど……ここまでニブいとは……」


 そうだったでござるか……全然気付かなかったでござる……


 でも……僕はどうすればいいでござるか?



「コン太……女の子にここまで言わせて何も言わないなんて、男らしくないぞ?」


「コン太、何も難しく考えなくていいのよ♪ あなたは4人の事、好き? 嫌い?」


 父さんと母さんに言われて4人を見る。

 4人はとても真剣な目をして、こっちを見ている。


 僕は……


「シーカの明るい性格、とても好きでござる、いつも一緒にいて楽しいでござる」


「コン太ちゃん……」


「レイナはいつもみんなのご飯を作ってくれたり、家の為に頑張ってくれているでござる、レイナのご飯は美味しいし、頑張ってくれている姿、とても好きでござる」


「コン太くん……」


「ミヅキは慣れない仕事なのに頑張ってくれて、店でも家でも一生懸命働いてくれている、僕の身の回りの世話まで……ありがとうでござる」


「コン太くん……」


「イナホさんは僕の為に里を出て、僕の為に家の手伝いをしてくれるなんて、とても嬉しいでござる」


「コン太さん……」


「まだまだ男としても、人としても半人前な僕だけど、それでもいいなら僕は君達を幸せにするために全力で頑張るでござる! それでもいいなら……みんな、いつか僕のお嫁さんになって欲しいでござる!」


「「「「こちらこそよろしくお願いします♥️」」」」


「コン太……僕の息子だけど……何か凄いね」


「私達の自慢の息子よ♪ あなた♥️」


 


 それから4人は僕の婚約者と言う事になり、今まで以上に僕達の絆は深まった。


「コン太ちゃん……いいえ、あ・な・た♥️ ふふっ♪ ずっと言って見たかったの♥️」


「シーカちゃんズルい! 私も言いたい! いいでしょあなた♥️」


「私は……コン太くん……ダーリン♥️って呼んでもいい?」


「コン太さん! 私はイナホって呼び捨てにして欲しいです! そして私は旦那様と呼びたいです♪」


「みんな気が早いでござるよ! でも僕は頑張るから見守ってて欲しいでござる」


「「「「はい♥️」」」」




「で……コン太、4人と何があったんだ?」


「な、何もないでござるよ!」


「ウソつけ~! 教えろよ~!」


「わ、若! あはは! くすぐった……やめ! 内緒でござる!」


「何だよ~! 言うまでくすぐるぞ~!」


「あはは! わ、分かったでござる! だからくすぐるのやめて欲しいでござる!」


 それから若に昨日の事を話したのだが……


「コン太……言われるまで気付かなかったのかよ! ニブすぎだぞ! 俺はシーカとレイナに結構相談されてたんだからな!」


「そうだったでござるか! それならそうと……」


「そんなの自分で気付かなきゃダメだろ!」


「うぅっ! 面目ないでござる……」


「まあ、頑張れよ! しかし4人もか~! コン太もやるな~!」


「しょうがないでござるよ、誰か1人選ぶなんて絶対出来ないでござるから!」


「男らしいなコン太!」


「で、若はどうするでござる? いい加減……」


「お、俺はいいんだよ!」


「若! ズルいでござるよ!」


「ほっといてくれ!」




 










 2年後、コン太はお兄ちゃんになり、シズネが4人のおばあちゃんになるのは、また別の話…………

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