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……これからもよろしくな?

 明るく優しい光……


 その光が、暗闇の中にいた僕を包みこんでいく。


 更に光の中には……


 あれは……僕の愛する家族……


 シズネ……コン太……


 光の中の2人を見失わないよう必死に走る。


 シズネ!……コン太!……


 2人に手が届き、強く抱き締めると……





「あれ?……僕は……」


「と、父さん! 父さーん!」


「……コン太……なのか?」


「父さん! 良かった……僕、僕!」


「僕は一体……」


 そして少しずつ思い出す……


 確か、商品の仕入れに行った帰りに魔物の群れに襲われて……

 必死に逃げて、そのまま……


「コン太! シズネ……母さんは!?」


「母さんは元気だよ! 父さんがいなくなって、しばらく落ち込んでいたけど……」


「そうか……よかった、コン太……大きくなったな、あれからどれくらい経ったんだ?」


「10年以上は、経ってるよ……父さん、母さんの所に行こう? 母さんに早く知らせてあげたいんだ」


「ああ……父さんも母さんに早く会いたい……」




「……ソフィアお疲れ様、ありがとな……」


 コン太の父さんが目を覚ました。

 ソフィアの力のおかげだ……


 ソフィアはかなりの力を使ったから、座り込んで俺に寄りかかっている。


「……良かった、力が使えて……」


「本当に凄いよソフィアは……よく頑張ってくれたよ」


「……ふふっ♪ ありがとう♪」


 無意識だが、俺は疲れて寄りかかるソフィアをギュっと抱き締めた。


 やっぱり凄いよソフィアは……

 


 それから俺達はコン太の父さんを連れて、街に帰る事になったのだが……


「母様! 私、コン太さんと一緒に行きたいです!」


「イナホ?」


「私……コン太さんのそばに居たいんです! コン太さん、私も一緒に行ってもいいですか? 何でもやりますから!」


「ええっ!? 大丈夫でござるか!? うちの店は飲み屋さんでござるよ?」


 コン太……イナホはそういう意味で言ったんじゃないんだよ……ニブいコン太に気付いてもらえなくて大変だな……するとコン太の父さんが


「コン太……イナホさん、とりあえず一緒にうちに来てもらってもいいかい? 僕もずっと寝たきりで体力落ちてるしね……」


 そう言って、コン太の父さんはイナホに向かって笑いかける。

 そう言われて、近くに寄って来たイナホに小さな声で


「ごめんね? うちの息子は何か鈍感みたいだから、これから頑張ってね」


「は、はい! 頑張りますお義父様!」


「はははっ! 気が早いよ♪」


 コン太の父さん、イナホの為に気を使って言ったんだな。

 でも……その他にまだ3人いるって知ったら、どうするんだろう?



 そして街に帰り、コン太の家、シズネさんが働いてる店に着いた。



「いらっしゃいま…………」


「ただいま……シズネ、かなり遅くなってゴメン……」


「あ、あぁ……あな……た? あなた……! あなたーーー!!!」


「ゴメンよシズネ、寂しい思いをさせてしまって、会いたかったよ」


「あぁぁ~! あなた~! ずっと……ずっと待ってたの~!」


「ごめん……待っててくれてありがとう! そして、コン太を立派に育ててくれてありがとう!」


「そんな! 私はずっと……コン太に支えてもらってたの、コン太はあなたに似て、とても優しい子に育ったわ♪」


「ああ、シズネ……」


「あなた……」


 抱き締め合う2人、そして


「コン太! こっちにおいで!」


「コン太♪」


「父さん……母さん……良かった……良かったよー!」


 家族3人で抱き合う……コン太も頑張ってきたもんな、泣きたい時もあっただろうけど、シズネさんの為、自分の為に強く生きていたもんな。


「ソフィア、今日は帰ろうか!」


「そうね♪」


 そして自分の家への帰り道。



「ソフィア……俺、ソフィアがいてくれて良かったよ」


「ふふっ♪ 何よ急に?」


「今日だけじゃない、生まれてからも、ソフィアの封印が解けて普通の女の子に戻ってからも、そして今も……」


「ハル……」


「……これからもよろしくな?」


「うん♪ こちらこそよろしくね♪」


 そしてソフィアの手を取り、ゆっくりと家に帰った。




 次の日、コン太の家にはたくさんの人が集まっていた。


「シズネちゃん♪ 本当に良かったわね!」


「シズネさん! 私も……嬉しいです!」


「ありがとう♪ マリーちゃん! ヤダ! 泣かないでバネッサちゃん!」



「ユートさん、アツシさん、ご迷惑をお掛けしました」


「いや僕は何も、そんなに近くにいて見つけられず、逆に申し訳ない!」


「10年以上経っちまったけど、無事だったんだから良かったじゃねーか!」



「コン太くん、良かったね~♪」


「アリサちゃん、ありがとうでござる♪」


「お? コン太、また喋り方がござるに戻ったな! 昨日は……」


「わ、若! それは内緒でござるよ!」


「え~! そうだったの~? あはは~♪」



「シズネ……それにしても昨日のコン太の話、本当にかい?」


「えっ? コン太のお嫁さん達の事?」


「お嫁さんって……いずれかの話だろ?」


「ふふっ♪ そうかしら? 案外もうすぐかもよ?」


「はぁ……それにしても、コン太があんなにモテモテだとは……」


「あなたに似て、優しいから♪ それに女の子には優しくしなさいって、口うるさく言ってきたからね♪ それにみんないい娘達よ?」


「まあ、後はコン太達が決めればいいさ♪」


「そうそう♪」


 みんな、コン太の父さんが帰って来て喜んでいる。

 そしてこっちは……


「コン太ちゃん♥️ はい、飲み物どーぞ♪」


「シーカ、ありがとうでござる!」


「コン太くん♥️ お腹減ってない? これ食べて♪」


「レイナ、ありがとうでござる!」


「コン太くん♥️ あっ、寝癖付いてる! 直してあげる♪」


「えっ? 本当でござるな! ミヅキ、ありがとうでござる!」


「コン太さん♥️ 寒くないですか? 膝掛けです♪」


「イナホ、ありがとうでござる!」


「「「「うふふっ♥️」」」」


 何か4人ともやたら積極的だな? それにコン太も自然だし……さては何かあったな?


「あなた達、今日はずいぶん仲がいいわね?」


「えへへ~♪ そう見えます?」


「でも、ソフィアさんもだよね?」


「私達、昨日見ましたよ♪」


「私も見ました! 仲良く2人で……」


「な、何よ急に!」


「あっちで女子会しましょ~♪」


「いこういこう♪」


 ソフィアとついでにアリサも4人に連れていかれてしまった。


「あ~! 行っちまったな~、で……コン太、4人と何があったんだ?」


「な、何もないでござるよ!」


「ウソつけ~! 教えろよ~!」


「わ、若! あはは! くすぐった……やめ! 内緒でござる!」


「何だよ~! 言うまでくすぐるぞ~!」


「あはは! わ、分かったでござる! だから……」


 こうして一連の出来事も解決し、コン太の父さんも帰ってきた。


 めでたしめでたし! なんてな♪







 

この話で第二章は終了です! 次にコン太の話を1話入れてから第三章に入ります!



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