生贄の女は僕の生活費
拙作は「人を殺める場面」や「死描写」といった残酷描写が含まれます。
苦手な方はご注意くださいませ。
こんばんは。
よくここが分かったね。
え? 「適当にふらふら歩いていたら着いた」って?
僕は君に場所を教えた覚えはないんだけど。
で、今日はどういった症状?
眠れない?
じゃあ、今から渡す薬を飲むといいよ。
ぐっすり眠れるからさ。
「え? 一度にこんなに飲むの?」と言いたそうだね?
君は僕を疑っているの?
大丈夫。
薬も水も全て飲みきってからゆっくり目を閉じて。
気が付いたら夢の中だから安心してね。
おやすみなさい。
よい夢を――
†
やっと寝てくれた……
女ってチョロいよな。
男から優しくされただけですぐに弱みを見せてくれるから。
僕はここに来る女のことを客や患者だと思っていない。
女たちは自らを犠牲にした生贄だと思っているんだよね。
だってさ、僕のために来てくれて一度にたくさんの薬を飲まされて気を失ったり、そのまま息していなかったりする。
幸いにも運が良いのか生きている場合は帰らせるけど、気軽に何度でも足を運んでくれるんだ。
薬は通常の一回分の服用量より多く渡しているし、常連になるとクセになるのか「もっとちょうだい!」とねだられるからすぐになくなっちゃうんだよね。
気持ち良く眠っている中で申し訳ないけど……って気を失った。
よしよし、良いぞ。
そのまま息を引き取ってくれたら最高なんだけどなぁ。
その女の臓器を切れ味の良い刃物で全て取って、さっさと売り捌いてやる!
ありがたいことに何も言われないから僕の顔や服に派手に返り血を浴びても、何事もなかったかのように眠っていてくれるし。
女の臓器は裏ルートで高く買い取ってくれるし、すぐに売れる。
綺麗な状態ならば、さらに高額だ。
例え、雑に扱っても安値で買い取ってくれるから助かるんだよね。
僕は臓器を買い取って得た金銭で追加分の薬を買ったり、自分の食事を嗜むことができている。
要するに、女の臓器は僕の生活費ってこと♡
こんなことばかりしていたら、何れは警察にバレるだろうね。
それでも僕は止めないよ?
僕は生贄がないと生活できないからさ。
本日は「登録販売者の日」にちなんで、オーバードーズに近い内容の作品を書かせていただきました。
お薬は薬剤師さんや登録販売者さんの説明をしっかり聞いて正しく飲みましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
2026/10/06 本投稿




