表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の光を集める旅路  作者: 藍凪みいろ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/4

第2話 病を治す薬


 私がソルヴィーヌ国の港近くにあるロディアの街に来てから2週間が経ち。  

 私は集めた人々の感情から生まれる光で、ラクスの母親であるユアーネの病を治す薬を作っていた。


「よし、良い感じに出来てきたわね。明日辺りには完成しそうだわ」


 私は4日前、ユアーネの病を治す薬を作る為に酒場の2階の一室に篭り始めた。


 魔法で薬を作ったことはなかったが、何とか完成の目処が見えてきたことに安堵する。


「あとひと頑張りよ、ニーナ」


 自分に対しての喝を入れて、私はまた作業を再開し始めた。



 翌日の朝。

 私は薬が完成したことを伝える為にユアーネがいる部屋へと訪れた。

 

「ユアーネさん、薬が完成しました。こちらをどうぞ」


 私は手に持っていた瓶に入った液体薬をユアーネに差し出す。


「ありがとうございます。これはこのまま飲めばいいんですか?」

「そのままだと苦いかもしれませんので、少し水に薄めてから飲むといいかもしれないです」


 私がそう説明し終えるのと同時に、部屋ドアが開き、ラクスが部屋に入ってきた。


「ニーナ、水持ってきたよ!」

「ありがとう、じゃあ、渡してくれるかしら」

「うん、お母さん、水だよ」


 ラクスはユアーネにガラスのカップに入った水を手渡す。

 ラクスからカップを受け取ったユアーネは瓶の中に入ってる液体を口に入れてから水を飲む。

 私とラクスはそんなユアーネをじっと見つめた。


「飲み終わりましたか?」


 私がユアーネに問い掛けるとユアーネは頷き返す。


「ええ、飲み終わったわ」

「どうですか?」

「身体が軽くなっていく感じがするわ……!」

「よかったです。少ししたらきっと動けるようになりますよ」


 私の言葉通り、薬を飲んでから数十分後、ユアーネは立ち上がり歩けるまで回復した。


「お母さん、もう大丈夫なの?」

「ええ、ラクス、もう身体が何処も痛くないの。治ったのかしら……?」

「もう大丈夫です。この薬は病を消し去る薬ですので、また病に侵されることはありません」


 私の言葉にラクスは目に涙を浮かべながら口を開く。


「ありがとう、ニーナ。お母さんの病を治してくれて……!」

「ニーナさん、本当にありがとうございます。感謝してもしきれません」

「ええ、治せて本当に良かったです」


 私はユアーネとラクス。

 窓の近くにあるソファーの上で寝ているラクスの妹。 

 リナの姿を見つめて優しい笑みを溢した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ