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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私って前世から男運が無いんですが聞いてくださる?

作者: 眠

本作はBL要素を含みます。お気をつけ下さい。

コメディタッチですが内容はダーク寄り


拙い文章で申し訳ございません。

でも、後悔はしてません!!





私って前世から男運が無いみたいです。





別に男いない歴=年齢とかではないですのよ?


付き合った経験はありますけれど、だいたいフラれるか自然消滅で終わったりしますの。


幸い浮気現場に遭遇して修羅場 …なんてことは無かったので、傷は小さく済んでよかったと思いますわ!


付き合った年数はまちまちで短くて3か月から長い時は5年続いた時もあ離ましたけど、結婚までには至りませんでしたわ


今思えばですけれど、都合の良い女でしたり次へのステップアップだったのかもしれないですわ





はあ …愚痴ってしまいましたわね。





なんで、こんな前世の男性遍歴を語ってるかって?





今、まさに、目撃してるからよ 泣





今世の私は、伯爵家の令嬢で前世と生活様式が全く異なる異世界に転生しましたの。


そして同じ家格の伯爵家の令息と現在婚約中なのですが…


まさに、今、浮気現場に遭遇してますの!


婚約者の忘れ物を届けに先触れ無しで伺って門番や使用人に挨拶したら部屋まですんなり通してもらえました。


婚約者のお部屋のドアの前まできて中から苦しげな声が聴こえましたのでドアを開けたら見ていまいましたの


浮気!現場を!


2人は私に気づかず肌を重ねて唇を重ねて荒い呼吸を漏らしています。




そこで前世の記憶が降って湧いたのです!




しかも




お相手がこの国の王太子殿下

もちろん男性ですわ!


私の婚約者だって男性。


前世はそういうBとLな物語を嗜む程度には読みましたが、私が腐女子かといえば違うと思います。


現実的にいたとしても「人それぞれだよねっ!」で済んでましたが、実際私の目の前で婚約者の情事を目にしてしまったら正直言いますとショックですわ。


そして婚約者は、まさかの受け。

女の子役と言えばいいのかしら





はああ…





せめて私と婚約を解消をしてからだったら傷は少なくてよかったのですが。





はっ!





もしかして、王太子殿下の性欲の処理で婚約者を使われてるの?


それなら浮気、ではないのかしら…う~ん






「ああん …殿下ぁ もっと激しく愛してぇ…」





「今日のお前は積極的で可愛いな


た~っぷり愛してやる ぜっ!」






あっ… ダメだこりゃ






まさかの婚約者が雌だったとは

そしてここに居る私は当て馬ですのね






知りたく無かったですわ。

















とりあえず婚約者のご両親がご在宅だったので、急遽私の両親も呼んでご相談させてもらいました。お相手もお相手なので慎重に慎重に慎重を重ねて…






当然、王太子殿下はお帰りになってから秘密裏に話し合いました。





(王太子殿下にバレているのが知れたら消されてしまいますから)…ガクブルっ






婚約者とは幼少期からの顔見知り程度で家格も合うからと学園にあがると同時に婚約を結びましたの。


政略では無いですしお茶会という名の顔合わせも月に1度と恋愛に発展してる訳でもないので無理に結婚をする必要はないのです。


お互いに口外しないこと秘密は墓場まで、と魔法の誓約書を作成しサインを記入して無事に婚約を白紙撤回できました。






学園でも顔を合わせれば挨拶程度の交流で婚約関係を公表する前だったのも幸いした。





やはり私はお飾りでしたのよね?

結婚する前に分かってよかった…





結婚後に旦那と王太子殿下が私たち夫婦のベッドで… なんて嫌すぎますから!!ゾゾゾっ(鳥肌)





仮面夫婦や契約結婚で別邸に押し込められ冷遇の果てに白い結婚、最終的に消される!最悪ですわっ!


穏便に白紙撤回にしてもらえて良かったですわ。
















そして、あれからね元婚約者はというと…


伯爵家の家督を継ぐのは弟に譲り

王太子殿下の側近候補として今は勉強中らしい


学園の成績が中の上程度なので頑張らないといけないだろう。


男性の中では小柄だし

線も細目だから近衛などの騎士にはなれないし仕方ないですわよねぇ




あれ?





やっぱり元婚約者はBでL系の何某かのヒロインなんじゃないかしら?





王太子殿下は相変わらず公爵家のご令嬢と婚約を結んだままですの。ご令嬢がこのことをご存じなのかは分かりません。


私は口外できないのでお知らせすることが出来ないから歯痒いですの…ぐぬぬ


もしご令嬢が、壁になって見守りたい貴腐人でしたのならいいのですけれど


ご令嬢には幸せになって欲しいのですわ!














私はといいますと…


両親にお願いして修道院にいれてもらえるように約束をいただきましたわ




「もう わたくしショックで男性には近寄れなくなりましたわ …くすん」




大根役者な私ですが、何とか同情をいただきまして慰められつつお許しくださいましたわ。





まあ、王太子殿下の動向が恐ろしく、消されるのではないかとビクビクして過ごしたくはないのです。


修道院でのんびりスローライフを送る人生も悪くはないのではと


それに男性はもうこりごりです。






今はどの修道院に入るか検討中ですの!


前世では小金虫となりあくせく働くばかりでしたけれど、憧れのスローライフ!自給自足!たのしみですわぁ~♪
















元婚約者様、誠実とは言い難かったですが

お幸せに!





人の不幸の上に成り立つ幸せなんて長続きしないと思いますが …ねぇ。





これから、どのように元婚約者が成り上がるのか遠くから拝見致しますわ!





…ガンバレーですわっ















ーおわりー









主人公は条件に合う修道院を無事に見つけて畑を耕したり料理を振舞い孤児院の子供達を育てながら教育を施しながらスローライフを満喫できたと思います。


元婚約者は王宮の文官試験には落ちてしまったが、王太子のごり押しで従者に着けたようだ。

しかし、公爵令嬢と結婚した後に懐妊し出産すると王太子は王太子姫と王子にデロデロに溺愛殿下に豹変し元婚約者は相手にされなくなってしまう。

結果、嫉妬に狂うも王太子の逆鱗に触れ王宮追放される。

実家に戻るも伯爵家の醜聞になるため領地の辺境にある別邸の管理を任され寂しく過ごすことに。


結果、王太子姫は2人の王子と1人の王女を産み幸せに暮らしましたとさ。



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