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勇者パーティの魔王  作者: クロウサ
2章 新たな出会い
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幕間.2 教会の少女

 とある国の端に小さな村があった、その村の古い教会、そこには30代程の神父と幼いし少女が住んでいた


「なーおじさんお腹すいた何かご飯作ってー」


「誰がおじさんだ俺はまだ35だぞ」


「それっておじさんじゃないの?」


「うるせーぞガキんなこと言ってると飯作られねーぞ」


「ごめんなさーい、おじさんだからご飯〜」


「結局誤ってねーだろそれ、たくオムライでいいだろ」


 少女と神父はいつものようなたわいもない会話をしていた、そして食事の時に神父が少女に現状を聞いてきた


「浮いた話とかねーのかガキ、村の北の方に住んでる爺さんが育ててる兄弟の弟がお前と同い年だろ境遇も似てるしな」


「あの子は興味ないはいつもニコニコしてていい子だけどカッコ良くはないものそれならあの子のお兄さんの方がいいわ、少しぶっきらぼうだけどクールだもの」


「ガキなんて成長したら見た目も変わってくるぜもしかしたら成長したらイケメンになってるかもよ」


「イケメンだけじゃダメよ私が求めてるのは王子様なのピンチの私を助けてくれる王子様」


「そうか、王子様に出会えるといーなー」


「何よーバカにしてるわねおじさん」


 そんな話をしながら食事を終えた次の日に少女は村に買い出し行っていた

 少女がは卵と野菜、お酒を買ってくるように神父に頼まれていた、すると目の前から二人の少年が現れた、村の北に住んでる兄弟だ


「もしかして神父様に頼まれてお使い?」


 弟の方が笑顔で少女に話しかける


「そうだけど何あなた達もお爺さんにお使いでも頼まれたの」


「うん、僕たちはじいちゃんにお肉を買ってこいて言われて」


「そうなのねじゃあ、私とは買い物の先が違うからこれでね、バイバイ」


 少女はそっけなく二人と別れたまま、神父に頼まれたものを買いに行った

 お使いが終わった少女は買ったものを教会まで届けると、少女は森に散歩に行くのが日課になっており森へと出かけた


「またあの子ニコニコしてたけど何考えてるんだろう?」


 少女は今朝に会った兄弟の弟のことを考えていた

 会う時はいつも笑っているのが不思議に思っていたのだ


「まー、考えてもわからないや、そんなことは置いといてこの前たくさん綺麗な花が咲いているところを見つけたからそこでお花でも積みにいこ〜」


 少女は考えるのをやめ、花がたくさん咲いているところへと向かった

 花がたくさん生えているところで少女は赤、青、黄様々な色の花を積んで教会へと帰ることにした


「たくさん綺麗な花が取れたな〜教会に飾らないと」


 花を積んで教会へと帰っていると少女の近くの草むらからバキッと音がした


「グウォー」


「きゃぁ!」


 すると草むらからクマが出てきた、少女はいきなり出てきたクマに足がすくんでしまってその場から動けずに倒れ込んでしまった

 そしてクマは少女に向かって襲いかかってきた


(どうしよう動けないよこのままじゃ私死んじゃう!!)


 少女が自分の死を考えると、どこかから声が聞こえた


「その子から離れろ!!」


 声の主は今朝あった兄弟の弟だった、そしてその少年はクマに木の棒で殴りかかり、クマを怯ませた

 しかしクマは引くことをせずに少年に睨みを効かせる、そして少年が口を開いた


「僕は君を殺したくないだから、自分の巣穴に戻ってくれないか」


 少年はクマに言った、しかし少年がクマを殺せるとは思えないだが、少年の目は本気だった本当にクマを殺せるかのような目をしていた

 そうして、しばらくクマと少年は睨み合いを続けると、クマはその場を引き返しどこかへと消えていった


「大丈夫怪我はない?」


「だ、大丈夫、足がすくんで動けなかっただけで怪我はしてない」


 少女は、顔を赤らめていた、今までニコニコしているばかりで頼らないと思っていた少年がクマを追い払い自分を助けてくれていたのだ


(私が動けないところをさっそうと助けてくれたいつもは頼りなさそうなのに今はものすごく頼りに見える、そうかこの人が私の王子様なんだ!!)


 少女は自分の思い描いていた王子様に出会えたと思った、そしてその王子様と森から村へと戻っていった

 

 その日の夜神父と少女がご飯を食べていると少女が神父に言った


「おじさん私王子様に出会ったは」


「おう、そうかそうかそれは良かったなで、前話した兄貴のことか?」


「ううん、弟の方が私を助けてくれたの!それでねおじさんにお願いがあるの」


「なんだ?お小遣いならやらないぞ」


「違うよ、お小遣いなんかじゃないよ、おじさん昔ってすごい強かったんでしょ、だから私を鍛えてほしいの」


「なんでだ?」


「きっとあの人は旅に出るのその時に役に立ちたいの」


 少女は自分の思いを神父に答えた


「そうか、まぁ別に教えて悪いことはないからなみっちりと教えてやるよ」


 そして少女は翌日から神父に特訓をつけてもらった


 それから10年少女は16になった神父に色々と鍛えてもらった少女は立派な女性になっていた、そして少女の時の予想通り少年は旅に出ることになって少女はついて行くことにした

 旅立ちの日神父は少女を見送り教会の外に立っていた、そして神父は小さく呟いた


「あいつのことを頼むぜ」


少女は旅立った自分の理想の王子様とその兄と三人で旅立った、それを見送る少女の育て親の神父そして、その教会の上に羽の生えた白い服の者が少女達の旅立ちを見送っていた

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