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勇者パーティの魔王  作者: クロウサ
2章 新たな出会い
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19.予想外

「なーお前、どんな手を使ったのか分からないが本当にこいつを倒せばラブラの姐さんとラガンをここに連れ戻すんだな」


「おう、倒せれば連れ戻して来てやるよ、さっきも言ったけど倒せればだけどな」


 大柄の魔族がライアスに確認した


「じゃあ余裕だな、残念だったな地上人お前の仲間はミスをした言っておくが俺は単純な戦闘能力なら姐さんやラガンよりも上の格闘スタイル、お前を見るからに武器も持っていないし術師とも思えない、俺と同じ己の体が武器の拳士だろ」


「その通りだが、それがどうした」


「簡単な理屈だ魔族と地上人じゃ身体能力が違う、戦闘スタイルが同じならより身体能力が上のものが勝つに決まっている」


「そうか、御託はならべおわったか」


 アスヤの発言に大柄の魔族はキレたようだ


「ならば、実力の差というのを見せてやる!!」


 大柄の魔族はアスヤに飛びかかって来た、その勢いは先ほどの自信の現れのような発言の通り大柄の体にはに合わない素早いものだった


 大柄の魔族は攻撃がアスヤに当たったと思ったが、しかし大柄の魔族の攻撃はアスヤには届いてはおらず代わりにアスヤの拳が大柄の魔族の腹に直撃していた


「んっな…」


「お前のいう通りだ、同じ戦闘スタイルなら身体能力が上の者が勝つ、当たり前のことだな」


 決着は一瞬だった、魔族と地上人の格闘戦が繰り広げられることはなく、たったの一撃

 大柄の魔族の攻撃を避け代わりに放ったアスヤの拳が大柄の魔族を一撃で仕留めた


「んー、あらー、『予想通りだね』」


「予想、通りなの、ライアス?」


「まー、アスヤが勝つとは思ってたから嘘ではないな」


 この結果はライアスが思っていたものと違っていた、アスヤが勝つこれは本当にそうライアスは思っていた、しかし苦戦はしないとしてもこうも一瞬で一撃で決着がつくまでとは考えていなかった


「なー、アスヤお前規格外だったりしないよな」


「はっ?俺は普通の地上人だぞ、ただ普通より鍛えているだけだ」


「上位魔族を一撃で倒すってどんだけストイックな鍛え方してんだ」


「そんなことどうでもいい、シンとリーナを早く連れ戻せ」


「分かってるって、でもある程度待ってからだお前の決着が早すぎるから、今行ってもまだ二人とも終わってないだろうよ」


 そうして、ライアスはしばらく待ってから二人を迎えに行った


 シンとリーナも魔族との勝負に勝ち、二人を連れ戻すのと一緒に倒れてる魔族も連れて来て気を失っている間にロープで縛りあげた


 しばらくすると縛り上げられてる3人とも目を覚ました


「あら、やだ私眠ってる間にロープで縛られてる!何!私に何をするつもりなのこの変態!」


「何もしねーよ、そもそも男に興味はねーよ」


「何よそれ!失礼しちゃうは!…でなんなのよ私たちが目を覚ますまで待っていた理由は?」


 ラブラは自分たちがなぜ目を覚めるまで待っていたのかと聞いた


「お前たちを野放しにしていいか迷ってるんだよ、また放置すると他の奴らを襲う可能性があるけどうちの勇者さん優しいからお前たちが悪い奴らだとは思えないからどうしてこんなことをしたのか、そして解放していいのか迷ってるんだってよ」


「ラガンと戦ってるとラガンからは悪い感じがしなかったそれにリーナも最初から本気で戦われてたら負けてたって言ってるからね」


 シンが自分の思いを言うとラブラが答える


「分かったは、もう地上人の食料と金品を取るのはやめるは、食欲の魔王のところで待ってたら戦わないで済んでたんだけど、またあなた達みたいな強者に会って無事とは限らないものね」


「そう言ってるみたいだが解放するのか?」


 口ではそう言っているが大丈夫なのかと思いアスヤがシンに聞いた


「うん、きっと彼らは本当のことを言ってると思う」


「そうだな、こいつの発言からは嘘を感じないぜ」


 ライアスは虚実の能力で言葉の真偽を確認していた


「でもよ、お前フロディーの側近だったんだろリーナから聞いたぜ、なんで野良魔族なんてやってんだ」


「好きで野良魔族やってないわよ、それにだったじゃなくて、今もよ、でもフロディーちゃんほとんど城にいないから城のことは私ともう一人の側近が任されてたの」


 ラブラが自分たちの事情を話し始めた


「この子達、ラガンとトラスは元々城を持たない魔王のところの氏族なの、ラガンは楽観、トラスは強欲、それで放浪していたこの子達を私が見つけてフロディーちゃんのところで雇ってたの、フロディーちゃんなんでも愛しちゃうから、だけどもう一人の側近がフロディーちゃんが長いこと城を開けてるのをいいことに城を自分のもののようにし始めたの」


「それで城を出たってのか」


 ライアスが聞く


「そうね、私や彼は親愛の魔王の配下の中でも自分を愛して強くなるものなの、私とちがうのは彼は自分以外を何も愛してないってところなのだから彼に従わないものは徹底的に排除、他の氏族なんてもってのほか、だからフロディーちゃんもいないし、この子達を連れて城を出て今に至るってわけ」


「事情は大体わかったよ、それで解放したらこれからどうするつもりなの」


 ラブラが話終わるとシンがこれからどうするのかと聞いた


「地上人のふりして地上界で働くは、ラガンには変装してもらうけど」


「分かった、でも地上界に行く手立てはあるの」


「前の勇者パーティから盗った開門石があるは」


 ラブラは縛られた状態で腰を揺らした


「じゃあこれからは大人しくしてていてよ」


「そうするは、わたしたちも痛いのは嫌だからね」


 そうして、シンはラブラ達を縛ってるロープをほどき彼らを解放した


 彼らを解放してしばらくした後ライアスが喋り出した


「親愛に強欲、楽観の魔族達か色々な集まりだったなー、ん?楽観?」


「どうかしたのライアス」


「んぁっ、やべ…そういえば楽観の魔王と遊んでやる約束をしてたんだった」

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