表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティの魔王  作者: クロウサ
2章 新たな出会い
18/29

17.リーナの戦い

「戦う前にあなたの名前を聞いてもいいかしら」


「わたしの名前はリーナよ」


「リーナいい名前ね!」


 リーナの名前を聞くとラブラはリーナに殴りかかって来た


 リーナはそれを避けて天術の玉をは放って反撃をする


「やっぱりあなた、術師だったのね、でも術師にしては感情があるじゃない!」


「それ、ライアスも言ってたけど他の術師を私、知らないからよくわからないわ!」


 天術でなんとか応戦しているリーナだがラブラの動きは素早くリーナは防戦一方の状態になっている


「さすがに魔族、動きが地上人達と違うでも!」


 武が悪い状態なって来たリーナは先ほどから放っていた天弾とはちがう天術を使った

 それは、炎の壁を作りラブラを牽制した


「炎の天術…なるほど、あなたについてる天族は、元素の天使なのね、それなら他の術師達と違うのも納得ね」


「本当になんのことかわからないけど、これでもくらいなさいファイアボール!!」


 そしてリーナの放った天術はラブラに直撃をした


「やった!」


 リーナの放った天術により煙が立ちラブラの姿が遮られている、その煙が晴れてくるとラブラの影が見え始めて来た、しかしラブラは無傷だった


「少し油断して当たっちゃったけど、あなたまだ天術を使うのに慣れていないわね、そもそものマナの量が多くないのかしら」


 直撃をしたのにもピンピンとしているラブラに驚きつつもリーナは天術を連続して放っていく

 しかしラブラはその攻撃を全て防いでほとんどダメージが入っていない


「マナの量が少ないんじゃ威力が弱くてもしょうがないわね、と言ってもわたしのフィジカルが元々高いのもあるんだけどね!」


 そう言ってラブラはリーナに蹴りを入れた

 リーナはなんとか防いだがその一撃はかなり重もかった


「さすがは魔族ね一撃がすごく重いわ…」


「でもあなたもなかなかよ、天術の威力は弱いものの、あなたの動きはとてもいいものよ、わたしの動きについて来られるなんてなかなかよ、しかもさっきの蹴り防いじゃうなんて、術師にしてはかなりの身体能力よ」


 するとリーナが大きく深呼吸をした


「フーッ、ハーッ、よっしあなたは絶対に天術だけじゃ倒せそうにないだからわたしの武器使わせてもらうね」


 リーナがそう言うとリーナが羽織っていたローブの下からライフルを取り出した


「あら、何リーナちゃんあなた、そんな物騒なもの使うの」


「なりふり構って戦える相手じゃないからね本当は天術だけで倒したかったけど絶対に無理ここからがわたしの本気よ!」


 リーナが言い終わるのと同時にライフルを発射した


「可愛い顔に似合わない武器ね、でも一発一発の威力が高いは、さすがにわたしでも当たったら怪我しちゃうわ」


 リーナが打ったライフルを避けるとラブラはリーナに詰め寄ってくる

 しかしリーナは天術での炎の壁距離を取りラブラを近づけさせない


「ライフルの攻撃に天術での防御厄介ね、でも」


 するとラブラの攻撃速度が一段階上がりリーナの目の前まで迫って来ていた

 

 リーナは天術での防御が間に合わず防御の姿勢をとった、攻撃は先ほどよりさらに重たく体に響いてくる


「ねぇ知ってるリーナちゃん言葉と欲望につく魔族は魔王達の力は使えないけど、感情の魔族だけは別なのよね、と言っても一部だけだけどね」


 ラブラは続けて言う


「感情の魔王は、言葉のように世界に干渉できないし、欲望のように人を刺激できないの、その代わり感情の魔王はそれぞれの持つ感情によって力が増すのよ、わたしの場合は「愛」わたしはね自分を愛してるのそれが強くなるほどわたしわ強くなるは!」


 そうしてラブラはまた襲いかかりリーナは防戦一方になって来ている


「あとちょっと今嘘ついたは、感情の中には相手にその感情を引き出す魔王もいたは、まっわたしのところの魔王のフローディちゃんはそんなこと出来てもしないけど!」


「愛の力で強くなる、そんなの親愛の魔王とかその配下だろうとか関係なく当たり前じゃない、私は常にシンへの愛で日々強くなってるのよ!」


 そう言ってライフルを上に撃ったリーナ


「あら、わたしは前にいるのよ気合を入れるために打ち上げたのかしら!」

 

 ラブラはリーナに襲いかかってくるしかし


「はっ!?」


 リーナは隠し持っていたハンドガンをラブラにむけて撃った


「危なかったはさっきのは私を誘う誘導かしら?」


 しかしその玉はラブラに避けられてしまったがリーナはすかさずにライフルでも撃ちその次にハンドガンでもう一発撃った、だがそれもラブラには当たらずに避けられてしまった


「もう飛び道具での遊びは終わりにしようかしら、んっ?…」


 ラブラの方に小さな針のようなものが刺さった


「そうねもう終わりにしましょう」


 リーナがそう言うとラブラは急激に眠気が襲って来た


「まさかさっき撃ったのはこの麻酔針、そうか弾の中に隠して、落ちる時に針が出るようになってたのね、それでさっきの、3話発は誘導、そこまで避けさせるなんて、なんて処理のう…」


「魔獣でも眠る魔界のゴクネムリの花の麻酔成分の針よ簡単には起きれないは、勝因は私のシンへの愛があなたが自分を愛してるの力より上だったことね」


 そうして、ラブラは眠りについた、リーナはなんとか勝利を掴んだ、最初からラブラが本気を出していたら、ラブラはリーナを殺すががなかった、だがラブラがリーナを殺す気で戦っていたら間違いなくリーナは負けていた、しかしリーナは勝った倒すことはできなかったが眠らせることはできたそれで十分なのだ


「なんとか勝ったわよシン〜」


 こうして防戦一方であったリーナだが相手の油断とリーナのシンへの愛により決着が付いた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ