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9 ミャオと学校


「アーサーの家って凄かったんだな。」


おやつを食べたあと庭に出てミャオとユキと現在は外にいる。


「凄いのは俺の祖母と祖父だけどね。昔功績をあげて領地をもらったらしい。今は住んでいないが父が領地と家を受け継いでいる。」


まぁ、形式通りの答えをするが本心半分誉められて嬉しいの半分だ。


「おやつも美味しかったし..それにしても学校って何なんだ。アーサー居なくかんのか?」


「たぶん、寮っていうここじゃないところにすんで勉強するんだよ。」


「ふーん、何のために?」


おそらく、貴族社会の縮図を学ぶためだろうが子供にそんな夢のないことは教えない。


「強くなるためじゃないかな?」


「強くなるっ?」


「アーサー俺も、俺も学校に行きたい!!」


しまった。解答を間違えたな。ミャオは平民だからとか以前に、金銭的にもよく分からない。


どうしよう、どうやって誤魔化そう。


「私も、学校行きたい。」


!!??ユキも行きたいだと?


「2人とも行くなら私も行く。」


...とりあえず、学校行くかどうかは別として強くなる方法ならあるぞ。


「おっなんだなんだ?」


「魔法だよ。2人も生活魔法くらいなら知っているだろう。」


「おおっ俺ちょっとだけ使えるんだぜ。火魔法だからあんま使っちゃいけないって母さんに言われてるけどな。」


「私は風をだせるよ。」


そう言ってユキが手から風をだす。


この世界では火風土水の4つの基礎魔法がある。この四大魔法はある程度誰でも使える魔法だ。その他に回復魔法やオリジナルの魔法何かもあるらしい。


「とりあえず、この生活魔法の強化だな。生活魔法がたくさん使えるようになれば強くなれるはずだよ。たぶんだけど。」


「えー、たぶんかよ。なんだよ。アーサー本当は強くなる方法知らねぇんだろ。」


ぎくりとしたが平然と答える。


「沢山魔法が使える方が強いに決まってるだろ。沢山魔力があればそれだけ強い魔法を使うことができるんだから。」


これは本当だ。アーサーは幼いと言っても今も幼いが数年前から祖父祖母の書籍で魔法書を読みあさっている。


その本や体感で学んだことはとにかく魔力の循環機能を高めることが良い魔法を使う第一歩だ。


ただ、具体的な強くなる方法はギルドにいかないと調べられない。各ギルドにはスキル計測値というものがあり元々向いている魔法やスキルを調べることが出来るのだ。


スキルは調べても本人にしか分からず、スキルを聞いてある程度理解出来る年齢が6才だといわれている。


そのため貴族の子供は7才で学校に通う前にスキルを調べるのが一般的だ。


もっとも自分が学校に通うことになるとは知らなかったのだがな。







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