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1 アーサーりんご飴をつくる


りんご飴、それは日本のお祭りにおいてかかせない存在。


ふっ俺も6歳になったことだしそろそろ前世の知識チートでも見せつけていい頃だろう。


砂糖を手にとり鍋にいれていく。コツは砂糖を混ぜないことだ。


ただのりんごに艶光沢が出来れば美しくて周りの人間もびっくりすることだろう。


フッフッフ…ニヤリとアーサーは笑う。


前世はただの平凡なニートだったが異世界に来ればこっちのものだ。


知識チート存分に活用してやる。


ニヤニヤと笑いながら砂糖が液体状になったことを確認する。


木にさしたりんごを手に取り砂糖にくぐらそる。


うん、綺麗だ。真っ赤なちょうどいいサイズのりんご飴が手にはいったからりんご飴にしてみたが我ながらいい出来だ。


「風よ吹け」


冷たい風をイメージして人差し指をりんご飴にむける。


おっと冷たすぎたか?


冷蔵庫をイメージして風を吹かせたのだが早く砂糖が固まるようにと風を冷やしすぎたらしい。凍ってしまった。


うん、失敗したな。


ポイッとゴミ箱に捨てる。肥料にするのもいいがアリがくるためゴミ箱に捨ててしまう。


あらためて作り直しだ。もう一度木にさしたりんごを手にとって砂糖にくぐらせる。


「風よ吹け。」


今度は冷蔵庫をイメージして少し長い時間風を吹かせる。


おっ固まったか?


ツンツンと爪で砂糖の部分をつついてみる。


うん、固まったようだな。良い出来だ。


フッと笑い新たにどんどん作っていく。


要領が分かってきたので最後は範囲指定していっきにりんご飴の砂糖を固まらせていく。


「風よ吹け。」


リラックスして、かつ心の中では慎重に風を吹かせる。


うん、良い出来だ。


ツンツンとつついて、にっこり笑う。


今、周りの人間がアーサーをみたらぎゅっと抱きしめてくることだろう。


アーサーの顔は可愛い。アーサー自身鏡の前では惚れ惚れするくらいだ。


アーサーはさらに笑う。

みんな喜んでくれるかな?



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