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リセエンヌ  作者: 松本龍介
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余話 台所にて、 余話 職員室にて

余話 台所にて


 「ただいまー」

 「おかえりー」

 「今日、部活入ってきたー」

 「へえー、何部ー」

 「料理同好会ー。まだできてないけどー」

 「新しい部活なのー?」

 「うんー。クラスの子が一緒に作らないかってー」

 「へえー。すごいねー」

 「だから余ってる道具ちょうだいー」

 「んー。納戸と倉庫見といでー」

 「うんー」




余話 職員室にて


 「引き受けてくれたそうだな」

 「あ、先輩。はい」

 「全員うちのクラスだからな、特定の生徒を贔屓みたいに見えるのはよくないと思ってな。助かった」

 「いえ。ただ、何をどうすればいいのかよく分かってないので」

 「基本的には外に出る時の引率だから、当面はやることないと思うがなあ。あー、火の元の確認があるか」

 「本人たちも、コンクールなんかに出るつもりはないと言ってました」

 「球技大会とか運動会の時に弁当作るのが大きなイベントになるんじゃないか」

 「文化祭じゃなくてですか」

 「連休中にクラスの有志で山雅の応援に行っただろ。あの時に女子が全員分の弁当作ってくれてな、それが好評だったんだ」

 「なるほど…」

 「文化系同好会だから、記念祭は記念祭で何か作ってほしいがな」

 「そうですね。承認されたら話しておきます」

 「今日の感じなら、明日には校長のサイン入るんじゃないか」

 「そうなったら部室の交渉しないと」

 「家庭科室で決まりだろう」

 「だといいですね」

 「今日の仕事は?」

 「終わりました」

 「よければ飯でもおごる」

 「ありがとうございます! じゃあ山崎の置い」

 「酒はダメだぞ。お前ウワバミだからな」

 「えー。じゃあ澤田さんで」

 「予約制だから今日は無理だと思うぞ」

 「そうなんですか? よく知ってますね」

 「前、店の人に聞いたんだよ。結局行ってないんだけどな」

 「じゃ明日行きましょうよ。金曜だし」

 「…分かった。予約入れとく」

 「やった!」

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