表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リセエンヌ  作者: 松本龍介
58/62

余話 居間にて

 「今度は部活か」浴室の扉が閉まる音が幽かに聞こえると、巌が口を開いた。

 「しかも新しく作るって、驚いたわね」

 「高校の時そんなこと考えもしなかったな」

 「私も。料理部とかなかなかないし、やりたかったら作るしかないんだろうけど」

 「何にしても結構なことだ」

 「そうね。出来たらいいわね」

 「君はブラバンでトランペットだったな」

 「ええ」

 「文化部ってどんな感じなんだ?」

 「うちは体育会系だったからなー。基礎トレとかけっこう厳しかった」

 「そうなのか。基礎トレってどんなことやるんだ?」

 「ランニングと筋トレ」

 「基礎練じゃなくて基礎トレか」

 「吹奏楽はまず筋力と持久力だから」

 「そうだな」

 「練習厳しかったけど、その分上達したから楽しかった」

 「そうか」

 「三年の時全国行ったのよ」

 「初耳だぞ」

 「そうだっけ?」

 「ああ。今度一曲頼む」

 「あら。長いことやってないから練習しないと。しばらく時間もらうわ」

 「楽しみにしてる」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ