表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リセエンヌ  作者: 松本龍介
41/62

余話 教室にて

余話 教室にて


 教室の後ろの扉が開いた。

 碧と藍が出て行ってから約十五分、雑談に花を咲かせていた高木と美奈子がそちらを見る。

 入ってきたのは中川であった。

 「忘れ物ー?」高木が訊く。

 「いや」と答えて中川は二人の方へ来ると、

 「お弁当の計画なんだけどさ」と言った。

 「うん」高木が応じる。

 「わたし先行入場して席取るから、時間次第で参加できないわー」

 「そっか、りょーかい。先行入場って何時?」

 「11時半だけど、11時に列整理があって、10時半で抽選締め切りなんだ」

 「なかなか忙しいね。オッケー、そっち優先でー」

 「なるべく弁当も参加するから」

 「ヨロシクー」

 中川は二人に手を振って後ろの扉から出て行った。

 「よく降るなー」美奈子が窓の方へ視線を向けて言う。

 「待っててもやまねーかな」

 「帰る?」

 「帰っか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ