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リセエンヌ  作者: 松本龍介
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余話 廊下及び階段にて

余話 廊下及び階段にて


 「どこいく?」

 「食堂?」

 「そうだな」

 「何の女子会かねー」

 「なー」

 「高木さんがリーダーのようだったな」

 「意外」

 「なー」

 「相生さんもいたのにな」

 「洋だけ相生さんから声かけられやがって」

 「ズルいよなー」

 「そんなん言われても知らんわ」

 「そういえば今朝誰か来てたな、相生さんとこ」

 「来てたなー」

 「誰かねー」

 「多分先輩やわ」

 「洋知ってんの?」

 「図書室で見てん。カウンター入ってたから図書委員の人ちゃうかな」

 「ふーん」

 「その人が何故(なにゆえ)相生さんのところへ」

 「謎だねー」

 「サーヤのとこなら分かるけどな」

 「洋聞いといて」

 「えー」

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