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余話 寝室にて
余話 寝室にて
「怒涛の急展開再びね」
「もう夏休みの話だからな。にしても松江とは渋い。高辻さんもまだ大学生なんだろう?」
「二年だって。確かに若い娘が行きたがる場所じゃないわね。でもちょうどよかったじゃない。境港も行けて」
「ああ。昨日話したら今日これだ。不思議なもんだな」
「何年も境港の話なんてしてなかったのにね」
「ま、あの子たちが何て言うか次第だけどな」
「そうねえ。普通は親がいない方がいいって言うだろうから、過度な期待をせずに吉報を待ちましょう」
「そうだな」




