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リセエンヌ  作者: 松本龍介
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余話 芋蔓

余話 芋蔓


 碧との遣り取りを終えてすぐ、鈴木は岡田の机に向かった。

 「岡田も行かねえか、山雅」

 「おう、どうしようかな」

 「予定なかったら来てくれよ。なるべくみんなで行きてえんだ」

 「そんなに集まってんの?」

 「いやまだまだだけどな」名簿を見て、

「小林、佐野、中村、藤原、松岡、百瀬、相生、青井、中川だな」と読み上げた。

 「なんだ、松岡入ってんの? じゃ行くわ」

 「おう、サンキュー!」

 目論見通りの展開に、胸中でマフラータオルを振りつつ、鈴木は席へ戻った。

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