Prologue
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――君は、後悔をするだろうか。
後悔して、やり直しを願うだろうか。
選択を誤ったと、過去を羨望するだろうか。
――本当に君は、自身の行いが間違いだったと……そう断言できるであろうか。
拾うモノも、捨てるモノも、選んだモノも、選ばなかったモノも――それら全てを、悔やむのか。
君は、あの日の選択を、やり直したいと願うかい?
所詮願ったところでどうこうなる訳ではないたられば。
だから、君がどう思っていようと、これらの問いは全てが無駄なんだ。
過去は永遠に振り向かぬ望郷。未来は一生涯追いつけぬ彼方。
現在を生きる我々に、干渉する事は叶わぬ未踏の秘地。
――だから、あえて聞きたい。
君はそれでも、自身の全てを否定するのか。
不可能と知り、それでもなお抗うのか。
これから先へのきっとを、君は信じるのか。
――ああ、安心した。
それでこそ。それだからこそ、私は君を選んだんだ。
近い将来、再び君に同じ問いをする。
その時君が、今とは違った答えが出せていたなら、その時は―――
その時は、万難を排して、君の願いを聞き入れよう。
それでは、祝福ある新たな人生を――
こんにちは。のあでう。
この小説はツイッター上のフォロワーたちと企画した、彼らの名前と知恵を借りて作り上げる異世界転生作品でう。
この作品を作るにあたって協力してくださったフォロワーの皆様、そして此処なろうにて相見えました皆様。皆様を存分に楽しませ、共にゴールまで駆け抜けることを誓いまう。
永くなるとは思いますが、どうぞ末永くよろしくお願いしまう。