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インテリゲントドイツ語

 俺が選択した第二外国語はドイツ語だ。かっこいいから俺はドイツ語を選んだ。ドイツ人はかっこいいからドイツ語がかっこいいのも自明の理だ。


 ドイツ語に限った話ではないが、印欧語というのは基本的に英語と同じだ。なんらかの文法があったらそれに相当する英語の概念がある。それとの違いと同じところとを比較して覚えればお前の負担はだいぶ減るだろう。健闘を祈る。


 俺はついさっきドイツ語の期末試験を終えてきた。少なくとも6割はできていただろう。これが普通の科目だったら俺は安堵に頬を緩ませていただろうが、俺の表情はすぐれない。なぜか。それは一重にこの授業の形式のためだ。


 俺の受けている授業には二つのタイプがあり、片方は真面目に文法を学ぶ授業、もう片方は人々と会話しながらドイツの文化を知りながらドイツ語に対する理解を深めていく授業だ。俺が今しがた受けたのは後者だ。


 俺は人とコミュニケーションをとるのに難がある。コミュニケーションは人間には早すぎる技術だ。到底俺にはできない。しかし、世間はそれを要求する。悲しいことだ。


 俺はグループワークの際あまり言葉を発さなかった。挙手して発言することもあまりなかった。恐らく単位は出るだろうが、評価は良とかだろう。GPA4を狙っている俺にとってはかなり残念だ。


 お前たちは俺みたいにならんようにがんばってコミュニケーションを磨いてほしい。俺から言えるのはそれだけだ。

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